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POEMS TO THE WRETCHES HEARTS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-09-12 20:02:11)

99年発表の3曲入りEP。

私は未聴なんですが、ネオフォークのシーンでは相当知名度の高いバンドであるEMPYRIUMのメンバーによる別プロジェクトという事で、大分叙情的な音を想像してましたが…何の前触れもなく刺々しいノイジーリフの洗礼を受けて驚きました(笑)。ヴォーカルも憎々しさ全開の絶叫スタイルですし、全体的に音に人を寄せ付けないようなノイジーさが感じられます。

ただし、そのノイジーなリフには、出自から分かるような土着的な哀愁メロディがたっぷりと練り込まれていて、実は相当にメロウな音。アトモスフェリックなキーなどの導入もありますが、基本ギターによるメロディが強く、それがブラック独特の寒々しさを強く感じさせます。樹氷の林立する中で吹雪が吹き荒れているかのような、自然の猛威を音で描いているような作品。

ちなみにこの作品は何処から見てもブラックメタルのスタイルですが、バンドはこの後トリップホップやエレクトロニカ要素を取り入れ、実験的な方向に進んでいったらしいです。この路線でフルアルバムを作らずに路線変更したのは若干残念ではありますが、出来れば路線変更後の音源も聴いてみたいですね。この叙情性をエレクトロ路線で表現したらどうなるのか気になりますもん。



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