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CHILD OF LIGHT
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解説 - CHILD OF LIGHT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-08-16 21:35:55)

2014年にフランスのゲーム会社Ubisoftから発売されたRPG。
様々な機種で発売されており、現在のところPS3、4、VITA、XBOX 360、One、WiiU、Windows版がリリースされている模様。ちなみに本編のみなら価格は約1500円で、一般的なJRPGと比較するとややストーリーは短めなのを差し引いても、かなりリーズナブルな値段設定。私はVITAのDL版スペシャルパックを購入しました。

元は海外のゲームのローカライズと言う事ですが、このソフトを制作するにあたって日本のRPGやアニメ等をかなり参考にしたらしく、国産RPGとそう変わらない感覚で遊べるのが良いですね。絵本風のファンタジックなグラフィック、その情景に見事に調和したBGM、主人公のパートナーである、ホタルのイグニキュラスの「光」を利用した謎解き、タイムライン制を採用した戦闘など、RPGの王道をがっつり押えた上での工夫が成されており、下手な国産フルプライス作品よりもRPGとして全然出来が良いと思う。

特筆したいのは、探索パートにおけるアクションの楽しさですね。序盤を過ぎた辺りから空を飛べるようになるんですが、この飛行移動がアクション性が強くてかなり楽しい。棘の壁の間を上手くすり抜けたり、イグニキュラスの発光で敵を怯ませつつ、華麗にバックを取ったり…。ちなみにお金の概念はなく、パーティの強化はオキュライ(宝石)を合成しての装備と、スキルツリーでのポイント割り振りによるスキル獲得で行うんですが、こういう仕様にしたことでアクションや戦闘以外に割く時間が少なくて済むのも、個人的には歓迎したいですね。

ストーリーも変に演出がくどくてプレイヤーの操作不能時間が長かったりということがなく、全体的に「プレイしての楽しさ」が最重要視されている印象。敵の行動を阻害する事が重要になる、単なるごり押しでは勝てない戦闘システムも楽しいですし。ダメージを食らう度にいちいち王冠を落っことす主人公や、伸び上がって攻撃を躱すピエロなど、キャラクターの動きも可愛らしくて見てて飽きない。探索パートで敵の背後を取る楽しさもあって、ついつい雑魚には喧嘩を売りまくってしまいますね(笑)。

少し残念だったのは、原語が日本語でないため、所々で会話が不自然な所でしょうか。原語では押韻がされたり、上手いシャレが炸裂してるんだろうな…と脳内変換が必要な所が若干あったかも(特にルベラの言い間違い関連)。まあ、翻訳の不自然さが逆にファンタジー世界っぽさを出していて、「味」と捉えられなくもないですけど。あとは戦闘に参加できるメンバーが二人のみというのはちょっと寂しい気がするのと、課金アイテム(スペシャルパックには初期状態で付いてくる)は微妙なのが多いのが、少々不満だった点でしょうか。特に課金アイテム、ゴーレムを仲間に出来るものや主人公のカラーバリエーション、ステ上げアイテム集はともかく、オキュライ集はわざわざ課金してまで付けなくてもいい気が。プリンセスストーンとは言わないまでも、せめて上位のオニキスやダイヤモンドくらいは欲しかったかも。

近年、ワイルドアームズシリーズも続編の噂を聞きませんし、幻想水滸伝シリーズは凋落気味ですし、ゲーム業界にRPG分が足りないと思うんですよね(DRPG、SRPGは結構あるのに)。そんな中で、こういう長年続いているシリーズ物でない、良質でRPGの王道を踏まえている作品が出てくれるのはかなり歓迎したいところです。値段も安いですし、RPG好きであればお勧め。



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