1992年2月14日、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスにて結成されたロックバンド。
パワー・ポップブームの火付け役であり、作風は一時期「泣き虫ロック」と評されていた。近年はコミカルなパフォーマンスをすることが多い。
1993年にGeffen Recordsと契約し、翌年1stアルバム『Weezer』(The Blue Album)をリリースしてデビュー。"Buddy Holly"、"Undone – The Sweater Song"、"Say It Ain't So"といったヒット曲も生まれ、結果的にアルバムはトリプルプラチナム(300万枚)を記録した。さらにグラミー賞、MTVビデオ・ミュージック・アワーズ賞等を受賞。続く2ndアルバム『Pinkerton』は全体的に暗い作風になり、商業的にも不振だったが、現在では1stと並ぶ代表作として一定の評価を得ている。1997年のMatt Sharp脱退により、彼を心の支えにしていたRivers Cuomoが落ち込んで解散状態になるも、Mikey Welshが加入して活動を再開。2001年には3rdアルバム『Weezer』(The Green Album)をリリース。"Hash Pipe"や"Island in the Sun"のヒットも生まれ、アメリカだけで160万枚を売上げた。しかし、Mikey Welshは自主的に精神病院へ入院し、脱退してしまう。後任はScott Shrinerが務め、このラインナップで現在に至るまで安定している。
セルフタイトル(正確には無題)のスタジオアルバムを何枚も出しており、それぞれジャケットが特定の色を基調としたデザインを施されているので、それに倣った色で識別・呼称されている。(『The Blue Album』(1994年)、『The Green Album』(2001年)、『The Red Album』(2008年)、『The White Album』(2016年))
メインソングライターのRivers CuomoはThe Beach Boysをはじめ、The Beatles、Kiss、Nirvana、Giacomo Puccini、Green Day、Jane's Addiction、Lou Barlow、Pixies、Stevie Ray Vaughan、Sonic YouthやGuns 'N Roses等からの影響を公言している。
これまでにアメリカだけで920万枚、世界で1,700万枚上のアルバムを売上げている。
Current members (リーダーはRivers Cuomo)
Rivers Cuomo – lead vocals, guitars, harmonica (1992-present)
Patrick Wilson – drums, percussion, vocals (1992-present); guitars, keyboards (2007–Present)
Brian Bell – guitars, keyboards, vocals (1993-present)
Scott Shriner – bass, vocals (2001–present)