1991年に東京で結成されたロックバンド。
母体となるバンドは栄喜とNATINによって1991年に結成、1993年デモテープの発売と同時にバンド名をSIAM SHADEに改名。バンド名は「密接した陰」という意味の英語に由来する。1994年10月に1st Single「RAIN」でメジャーデビュー、1997年の6th Single「1/3の純情な感情」がオリコン最高3位で長期間上位にランクイン、累計80万枚を超える大ヒットとなり、一躍知名度を上げる。ライブ活動も積極的で、日本武道館をはじめ、国立代々木第一体育館、横浜アリーナ等数々の大規模公園を成功させている。
音楽的特徴としては、歌パートは栄喜とKAZUMAのツイン・ボーカルであること、Dream Theater、Rushからの影響で楽曲に変拍子を多用する等のプログレッシヴな方向性であることなどが挙げられる。作詞・作曲・編曲は全てSIAM SHADE名義だが、作詞は主にボーカル2人のどちらかが担当し、楽曲はそれぞれ個々(メンバー全員作曲可能)で制作されたデモ音源にメンバーでアレンジを創り上げていくという手法である。
2002年にバンドは解散。解散の理由は詳しく明かされてはいないが、山本恭司との対談でDAITAは、
『ま、どこのバンドにもよくあることです。5人も個性の強いメンバーがいれば、機嫌のいいヤツも悪いヤツもいるという。自分たちの中では「来るべき時が来たな」って感じだったんです。少し具体的な話をすると、これからどこに向かっていこうかっていう「ハードル」を設定する高さが、バラバラになっちゃった。海外でこんな活動したいってヤツもいれば、今まで通り国内で頑張ろうってヤツもいる。どっちが正しいとか悪いじゃなくて、飛びたい高さが5人5様になってしまうと、もう一緒には飛べないねって』と答えている。
2007年11月、彼らの元チーフマネージャーである中村新一が逝去した為、追悼の意味を込めて一夜限りの武道館LIVEを決行。約1万3500人を動員。以後、再結成を幾度となく行いライブ活動を行ったが、新曲のリリースは2013年に「Still We Go」1曲をリリースしたのみに留まり、2016年10月20日に『20th Anniversary year 2015-2016 最終公演《FINAL ROAD LAST SANCTUARY》』を聖地・武道館にて開催。この公演をもって、SIAM SHADEとしての活動を完結した。
栄喜「また勝手にやるかもしれません、それがSIAM SHADEだオラ!!!」
メンバー (リーダーはNATIN)
栄喜(今村栄喜) - Vocal (CHACK、HIDEKIから改名)
KAZUMA(遠藤一馬) - Vocal & Guitar
DAITA(伊藤大太) - Guitar
NATIN(中川泰) - Bass (解散後はNATCHIN)
淳士(佐久間淳二) - Drums
9. エストック ★★ (2003-08-08 04:59:00)
断固たる意思と音楽性を基にした日本随一のテクニカルHRバンドであると思う。ビジュアル系というカテエゴライズで過小評価されてしまっているのが残念だ。そうでなかったら上の正式なHR/HMの欄には入れただろうに・・・・。
28. レナリス ★★ (2005-03-01 09:22:00)
洋楽メインの人には「どうせ邦楽HRなんてクソ」というイメージがすっかりできあがってしまっているせいもあるだろう。
でもB'zがまあまあの扱いを受けるのならSIAM SHADEがもっと認められてもいいと思う。
B'zはある意味色々な洋楽バンドから影響を受け、引用し過ぎてオリジナリティに欠ける面があるが、SIAM SHADEの音はデビューから一貫してるんですよね。
そこも好きだし、ヴォーカルの声質・ギターの音も好きです。
HRファンはもちろん、ギター好きな人にも是非聴いてみて欲しいです。
エディ・ヴァンヘイレンやヌーノ・ベッテンコート辺りの音が好きな人はSIAM SHADEのギターもすんなり聴けるはず。
曲もメロディアスでありながらハードで、特に昔から疾走系は得意ですね。
…という自分も普段聴くHR系は洋楽の方が圧倒的に多いですが、SIAM SHADEはデビュー曲からずっとシングル、アルバム共にちゃんと定価で買い続けてる唯一の邦楽バンドなんですよ。
30. 泡沫 ★★ (2005-03-05 21:01:00)
彼らに足りなかったものは・・・CD売り上げ?