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ATROCITY DIVINE (2006年)
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ATROCITY DIVINE
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解説 - ATROCITY DIVINE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-09-08 00:31:00)

2006年発表の1st。

一言で表すと、キーボードを生のヴァイオリンとチェロに置き換えた、メロディックでシンフォニックなブラックメタル。私はクサメロは好きだけど、それを奏でる手段はハイトーンヴォーカルや弾きまくりのリードギターよりも、トレモロリフやストリングス、キーボードなどであって欲しいという好みのHMリスナーなので、かなり楽しめました。
こういう好みを持っている人だったら必聴盤といっていい高品質なアルバムです。

やはりストリングスが生なだけあって、メロディのゴシック的な優美さに深みが感じられますね。特にチェロの音色が入っているせいで厚みのある雰囲気になっていると思います。1349のメンバーがやっているからなのか、ドラムの音質はやや軽めとは言え、ブラストの最高速度は相当に速く、それが琴線を掻き毟るトレモロを伴うと、かなり来ますね。

ヴォーカルもちょっと1349似のブラック声ですが、こっちの方が前に出てて良い感じです。何故か新品が安く売られていたり、中古で多く出回ってたりしますが(私が行った店だけかもしれませんが…)、首を傾げたくなるくらい良いアルバムです。確かに1349みたいなブラックを求めて聴くと違うかもしれませんが、シンフォ系としてのクオリティは高いと思います。

タイトル曲や「Now I See」など、部分的には最近のDIMMUを超えたとすら思わせる所も。



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