MR.BIG の記念すべきファースト。みんなの認知度から言えば、次作「LEAN INTO IT」の 方が上かもしれませんが、衝撃度で言うとコレでしょう。 1曲目の「ADDICTED TO THAT RUSH」のイントロで繰り広げられるポール・ギルバートと ビリー・シーンのタッピングバトルでもうノックアウト。 多少、ヴァン・ヘイレン的な部分もあるけれど、他の楽曲も文句無しの出来です。 エリック・マーティンはとてもソウルフルでハードな曲、バラードどれを唄わせてもハマります。 バラード「ANYTHING FOR YOU」での熱唱は必聴。 当時はテクニカルであることがバンドの命題のような風潮があったので、デビュー時はそういう時代にマッチしたメンバーだったように思うが、時代は流れ、アルバムを重ねる毎にテクニカル度を落として楽曲重視になってしまいました。僕個人的には今のMR.BIGは物足りません。 ポールがは脱退後、レーサーXでギターバリバリのアルバムを作りましたが、こと、MR.BIGで言うと、やはりバカテクの披露度、楽曲のハードさ、という点でも最高傑作だと思います。
ビリーが集めたメンバーによるMr.BIGであるが、このアルバムでしか彼のリーダーシップは発揮できなかったようである。当時はビリー意外のメンバーは正直言って渋い人選であって、小粒な印象のあるスーパーバンドだった。 Freeのようなロックを目指したのであろうが、それが(プレイする側の)アメリカ人には受け入れられなかったと言う事だろうか。見事な迄に2nd以降はアメリカン一色に変貌してしまった。むしろその後に花開いたビリー以外の個々人のポップセンスは、既に2ndにて花開いている。 で、どっちが好きか、と問われれば。狭いクラブで煤けた煙の立ちこめる中で演奏されているような雰囲気を持った、この1stです。 バカテク曲の「Addicted~」よりは「Wind Me Up」「Had Enough」「Anything For You」が良いですね。
89年発表のデビュー作品。 今となってはビッグネームになった彼らだが、この作品発表当時は知る人ぞ知るちょっとマニア好みの玄人集団って雰囲気だった。そのイメージを決定づけたのはやはりオープニングの“Addicted To That Rush"。こいつらすごいねぇ~、し放題かよ!?って感じだった。 もちろん続く楽曲群もレベルの高い曲ばかりで大満足な一枚。正直大ヒットしたのは次作以降ですが、個人的には圧倒的にこの作品を聴きなおす事の方が多い。若き日々の彼らのほとばしる才能の共演は正に圧巻、是非一聴をお奨めしたい。
1989年発表の1st。一聴しただけでテンションの高さが伝わってくる、本当に恐ろしい作品である。 1曲目の「ADDICTED TO THAT RUSH」のイントロを聴いて、「これ何の音?」と思った人は沢山いるだろうと思う。そう、これがMR.BIGのベーシスト、ビリー・シーンの“音"なのだ。ギタリストでも思いつかないような奇想天外なアイデアを、彼は普通にやってのける。“超人"の異名を付けられるのもうなずけるというものだ。 超人的なプレイをするのはもちろん彼だけではない。(皆さんもうお分かりだと思うので1人1人について詳しく触れないが)MR.BIGは“一流アーティスト"の集合体とも言える。全員がそれなりの経歴を持ついわゆる“スーパーバンド"(陳腐な表現で申し訳ない)なのだ。 だが、そういった“我の強い"メンツが集まると、それぞれの主張が強すぎて結果的に悪い影響が出ることも少なくない。だが、この作品を聴く限りでは全くそんなことはないと言っていいだろう。そんな心配は天才たちには無用だったようだ。常に、メロディーの良さを活かそうとしているのがうかがえるのである。確かにテクニック的にはとんでもないレベルのこともやってはいる(ただ、本気を出したらこんなものでは済まないだろうが…)。だが、曲を壊してはいない。それどころか1曲通して聴くと、パンチの効いたアクセントでもあり、時には(特にバラードなどでは)上品なスパイスの様でもあるのだ。 未熟な若いバンドには出せない味わい深さがあり、ふんぞり返っているベテランバンドでもない。もっとも僕の好きな“スタンス"のバンド、それがMR.BIGだ。残念ながらもう解散してしまったが、僕の中ではいつまでも色あせることのない大切な存在である。 世間一般では2ndが“超名盤"だが、個人的にはこの1stの方が好きだ(もちろん2ndも好きなのだが)。その理由は冒頭でも述べた通り、“テンションが高い"からである。「ADDICTED~」のPVを是非観ていただきたい。伝わるはずである!!!
やはり「AddictedToThatRush」につきる!最高!完全に歌モノとして完成しているのに そこに「無理矢理」的なテクの披露。これが出来るのはMr.Bigしかいない。②、③も すばらしいし、「上手い」が「渋い」。。。女の子受けするバラードバンドと思われているのが今だに納得いかないのでまずこれを聞いて欲しいです。これがあってのMr.BIG!しかし日本の方(に限らず)はバラード好きですね。私もバラードがいいバンドが好きな確立は高いんですが、それ以前に彼らはHR/HMバンドですよ?SKIDROWも、EXTREMEも、MOTLEYCRUEも、MR.BIGも有名なバラードがあるのは認めますがそれ以外の楽曲があってナンボでしょう。じゃなかったらただの「ポップスバンド」ですけど。あ、怒っているわけじゃなくってもっとバラード以外の曲の評価もしてあげましょうよってことです。HR/HM好きの皆さんなら。他のロック知らない人達とは違うんですから。 HR is not dead. HM Never Die. ちょっと熱くなりすぎましたw。
何でこの作品が無いんでしょう。消されちゃったのかな? 言わずと知れた、彼らのデビューアルバム。 バカテクを誇る演奏集団ですが、その実力を存分にアピールする というよりは、エリックマーティンの唄のうまさを前面に押し出 した曲が多いですね。 既に各々が音楽キャリアを積んでいるため、デビュー作的なフレ ッシュさはありませんが、バラードにしろロックにしろ、渋~い ナンバーが揃っていてスルメのような噛む毎に味が出る作品。 個人的には"Addicted To That Rush"、"Anything For You"、 "How Can You Do What You Do"、"Blame It On My Youth"などが オススメ!
1. 定ちゃん
方が上かもしれませんが、衝撃度で言うとコレでしょう。
1曲目の「ADDICTED TO THAT RUSH」のイントロで繰り広げられるポール・ギルバートと
ビリー・シーンのタッピングバトルでもうノックアウト。
多少、ヴァン・ヘイレン的な部分もあるけれど、他の楽曲も文句無しの出来です。
エリック・マーティンはとてもソウルフルでハードな曲、バラードどれを唄わせてもハマります。 バラード「ANYTHING FOR YOU」での熱唱は必聴。
当時はテクニカルであることがバンドの命題のような風潮があったので、デビュー時はそういう時代にマッチしたメンバーだったように思うが、時代は流れ、アルバムを重ねる毎にテクニカル度を落として楽曲重視になってしまいました。僕個人的には今のMR.BIGは物足りません。
ポールがは脱退後、レーサーXでギターバリバリのアルバムを作りましたが、こと、MR.BIGで言うと、やはりバカテクの披露度、楽曲のハードさ、という点でも最高傑作だと思います。
2. こ~いち
RACER XやTALASから想像してたのとは全く違う、エリック・マーティンの歌を中心としたアメリカン・ロックな楽曲だったのが私には意外でした。演奏はもちろんタイトで、所々でテクニカルな掛け合いもありますが、あくまでも歌が中心な感じで、エリックの歌唱が熱いっす。定ちゃんさんの言う通り、確かにVAN HALENぽいところもありますね。
91点。
5. クーカイ
しかし。どうもビリーが狙っていたものを他のメンバーが理解していなかったのではないか?そんな気がしてならない。勿論、個々の楽曲の出来は申し分ない。だが、正直なところ楽曲の基盤にあるのはあくまでもアメリカンなHRで、ブルースは軽く振られたコショー程度だったように思えてならないのだ。
このような個人的な肩透かし感を別にすると、本作は間違いなく傑作である。①、⑥、⑧、⑨、⑩は名曲。これを聴かずして死ぬなかれである。
ちなみに2nd以降はますますブルースっぽさが消え、私のこのバンドに対する思い入れも次第に薄れていってしまった。この1stが一番好きである。
6. オーバーレブ