確信犯で新たな自分達に路線変更を図った前作以上に、問題作である。前作「START FROM THE DARK」の楽曲は、実はそんなに悪くはなかった。ただ問題なのは、時代性を考え妙なバランス感覚によって作風だけをモダンにしたことだけであった。一体何がしたいのか、正直理解できなかった。 この新作が、こういう作風になることは大方予想できた。だから、僕は前作を否定していたのである。モダンな要素を取り入れる事は悪いことではないが、そのやり方や方法論には慎重さが必要である。過去があり、その過去が素晴らしいバンドであれば、あるほど・・・・・・・・。 前作を絶賛していたファンは、この新作も絶賛するのであろうか.......。別にファンの意見に耳を傾ける必要はないが、このサウンドの何処に感動すればいいのだろう・・・・・・。 過去のどの作品よりも、僕は嫌いである。再結成して、以前よりもいい作品を作ったアーティストは、皆無である..........。
再始動後ではこれしか持っていません。モダンでブルージーなせいもありますが、単純に良い曲・メロディが決定的に欠けていることが最大の問題点です。アルバム全体でみるとやっぱり厳しいなあと思います。 でも「Always The Pretenders」、「Love Is Not The Enemy」の二曲はそれこそ「Seven Doors Hotel」,「Stormwind」みたいで疾走しながらメロディが強烈な曲なので大好きです。こういう曲があるからこのバンドから完全には離れられないのですが・・・。