多くの人を待たせたであろう4th。 3rdからは…6年ぶりになるのかな?私はリアルタイムで3rdを聴いたわけではないので それほどでもないですが、ファンの方は相当待ち焦がれたんじゃないでしょうか。 帯や雑誌の評論を見ると、「ポジティブなエナジーに満ちた快作」とこのアルバムを 褒め称えているものが多かったんですが、歌詞をちらっと読んだだけでも「トレント、 本当に大丈夫?」と心配になってしまいます。 特に「Getting Smaller」なんて聴いていて怖くなる程の内省的な暗さで、詞を読むだけで 雑誌のインタビューでは「ポジティブになった」と言わされてるんじゃないのかな…と、 余計な心配をしてしまいます。確かにサウンドは繊細さはそのままに、今までと比べると 随分とスッキリした印象で、「Know What You Are」「The Hand That Feeds」のような キャッチーな曲もあります。が、「All The Love In The World」や「Beside You In Time」 と言った曲はやはり今まで通りの壊れそうな、どこか頼りなげな雰囲気があります。 もちろん作品としては好きなんですが、相変わらず作った人の精神状態が心配になるアルバムですね… ちなみに歌詞カードは入っていなくて、「ウェブサイトを参照のこと」とありましたが、 こういう趣向は正直止めて欲しいかな…歌詞を印刷するの面倒だし、アートワークも無いし。