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MARQUEE MOON (1977年)
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MARQUEE MOON
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解説 - MARQUEE MOON
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. GEORGE ★★ (2004-03-20 14:34:00)

NYパンクバンドの1st。77年。
ナイーヴでやや神経質なロックンロールです。
パンクという言葉からは想像のつかないくらい繊細で淡々とした曲が並ぶ。
そこにのっかるトム・ヴァーラインの上ずったようなヴォーカルが不思議な質感をかもしだしている。
10分に及ぶタイトル曲はシンプルで印象的なリフが延々と反復されるセンチメンタルな名曲。
パンクの幅広さを実感できる名盤です。
いまのポップパンクをパンクだと思ってる若い人が聴いたらどう思うのだろう。




2. 怒号 ★★ (2006-09-02 22:15:00)

所謂ロンドンパンクとは全然違います。
全体的に切なく、儚い雰囲気が漂う、どちらかといえばメランコリックなアルバムです。深夜に聴くイメージでしょうか。
ポップだが虚無感を覚える②VENUSや10分近く儚い旋律が奏でられる④MARQUEE MOON、まるで歌謡曲みたいなメロディの⑧TORN CARTAIN等等…。
傑作です。是非!!




3. 尻 ★★ (2009-12-30 11:02:00)

televisionといったらコレ!



4. はっちゃん ★★★ (2014-08-13 22:20:18)

《ロック裏名盤》筆頭の1枚。

「アメリカン・ロック」と言う固有名詞から何をイメージするか。偏見で言わせてもらうなら、おそらく
一般の大多数はカリフォルニアの青い空、南部のほこりっぽさ、豪放磊落で底抜けの明るさ、大陸的な
開放感などなど、そのイメージはきわめて健全な部分へと着地する。NIRVANAが登場するまでは。

NYパンクはムーヴメントとは無縁のところでひっそりと咲いたロックの徒花だ。
NYパンクというカテゴリーに括られているバンドたちは各々がムーヴメントを起こそうなんて考えは
その音楽性、精神性を考えれば毛頭無かったと容易に想像がつく。

TELEVISIONも自分たちの表現したいことを追求していただけで、その結果評価は高いものになるが
ポピュラリティということで考えると現在に至るまで不当と思えるほど低い。しかし、この1stは
意外なほどポップだ。同時にTELEVISIONならではのアート・フォームがこの時点で完成、確立されて
いる。ポップだと書いたが万人を受け入れるほど彼らの音楽はぬるくはない。むしろ入り口のドアには
ガッチリと施錠されている印象さえある。が、その鍵穴から中を覗くと言葉では表現し難い摩訶不思議な
世界が展開されている。

神経質でありながら妙な浮遊感。淡く儚げに見えてその奥で渦巻く情念。
音楽は芸術だというけど、もはや本作は立派なアートだと思う。品格の話ではないし、もちろん高尚だと
いうつもりも無い。ロックは芸術たり得るという事をこの1枚で証明してみせたTELEVISIONの功績は
もっと評価されていい。



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