2003年9月2日、EMIよりリリースされた13thアルバム。
ヴォーカルのBruce DickinsonとギターのAdrian Smithの復帰後、6人体制での制作第2弾となるアルバムである。
バンド史上初のフル・アコースティック曲"Journeyman"や、Nicko McBrainが初めて作曲に関わった"New Frontier"など曲作りにも新しい試みが見られる。
アルバムチャートでは全英2位、全米18位、日本でもオリコン11位を記録している。
Recorded:January – February 2003 at Sarm West Studios, London, UK)
Producer:Kevin Shirley, Steve Harris
1. 定ちゃん ★★ (2003-09-02 16:58:00)
初期~中期の頃のようなコンパクトな疾走曲の魅力が低下して、5分を超えるような場面展開が激しく情景豊な曲が良いな、とアルバム数回聴きとおして思いました。
ブレイズ時代には折角のプログレ風の佳曲が全く生かされてなかったけど、ブルースの復帰で凄く映えるようになりました。流石ブルース!序盤は楽曲のテンションが低いけど、中盤あたりからメイデンらしさが発揮され盛り返します。7曲目を1曲目にもってきたら良かったのかな?と個人的に思います。最高傑作とは言わないけど、傑作です。
3. 5150 ★★ (2003-09-03 12:49:00)
しかし何度も聴くうちに、どんどんハマってしまった。
今作では「ライブ録音」をより一層強めた印象である。音の1つ1つがすごく生々しく、荒々しく、アグレッシヴに聴こえる。前作と違い、ギタリストが3人もいるという特性を生かしていると思う。音が分厚く、ギターの絡み合いも素晴らしい。2曲目・4曲目・7曲目は、コンパクトながら、MAIDENファンなら気にいるであろう佳曲。
ニコの変な声(笑)から始まる1曲目Wildest Dreamsはちょっと駄曲かな。盛り上がっといて、サビがあれだもんなあ。The Wickermanの方がまだいい曲だと思う。
後半続く長く壮大でプログレッシブな曲らは聴き込みを要するが、絶品であることは間違いない。
ただ、MAIDENのアルバムにしたら「普通」のような気もする。もっと緊張感・メロディが豊かな曲が欲しかった気がする。
全体的にみて、私は85点かな。ファンは間違いなく「買い」でしょう。
みなさんはどう思われます?
4. 地獄葬戦士 ★★ (2003-09-03 17:15:00)
大作志向が強く感じられる曲が目立つが、エイドリアン作曲ならではのサビがキャッチーな「WILDEST DREAMS」、イントロのリフが格好いい「RAINMAKER」、「SIGN OF THE CROSS」や「BLOOD BROTHERS」を想起させるヘヴィさと曲展開の「NO MORE LIES」、怒涛のリフで始まり、高いキーで歌うブルースの歌唱が魅力の「MONTSEGUR」、メランコリックなリフが印象的なドラマティック大曲「DANCE OF DEATH」、イントロが「LORD OF THE FLIES」に似ている正統派ナンバー「GATES OF TOMORROW」、ニコが作曲に関わったストレートな疾走曲「NEW FRONTIER」、映画のサウンドトラックのような雰囲気と複雑な曲展開を持つ「PASCHENDALE」、ニコのバスドラをバックに壮大に曲が展開される「FACE IN THE SAND」、ギターソロ、その後のリフと歌メロの展開が素晴らしい「AGE OF INNOCENCE」、「PRODIGAL SON」にも似た美しさを持つアコースティック・バラード「JOURNEYMAN」と、曲のクオリティは高く、駄曲もない。
しかし、ここ最近の作品で感じることであるが、今後に語り継がれるような名曲は今回も発見できなかったというのが私の正直な感想である。
荒々しいライヴ感のある音作りも個人的には苦手。
LIVEで実際に聴いてみたいですね。
5. white ★★ (2003-09-04 12:23:00)
スゴイ良いアルバム!!
大作のクオリティが高いし、コンパクトな曲も良い!!
DANCE OF DEATHとRAINMAKERはスゴク良い!!
11. ぜるる♪ ★★ (2003-09-08 09:26:00)
確かに軽いプログレ風味。
ドラマティックをかなり意識してると思われる。
曲の方は相変わらずクオリティが抜群に高い。
①がキャッチーで良いカンジ。⑦もかなり良い出来。
中盤に時折聞き覚えのあるイントロとかフレーズがあるがご愛嬌ということで。
ライブはかなり盛り上がりそうですね。
いつまでたっても衰えるどころかパワーアップし続けるマクブレイン師匠に敬礼!
そしていつまでも絶対神のメイデン万歳!
14. el ★★ (2003-09-13 17:57:00)
6~11曲目がプログレッシヴで作品の空気を大切にしている曲を並べているっていう感じがします。
お馴染みのスタイルの楽曲と、新たな方向性を感じるスタイルの楽曲が混ざり合っていて
その辺は好感が持てます。
ただ難解なアルバムというか、聴き込む事を要するタイプのアルバムだと思う。
兎に角、じっくり聴き込みましょう。
17. 霊夢 ★★ (2003-09-18 12:32:00)
自分的には「死の舞踏」以降の後半の曲の方が好きです。
前半は少し駄目です。良いのは有るんですけどね。やっぱり後半の曲の方が好きです。
21. クーカイ ★★ (2003-09-28 03:07:00)
アートワークのメインテーマは『死の舞踏』で、中央に死神に扮したエディが立ち、踊りの輪の中に入るよう手を差し出している。向かって右端に最も手前に居る女性も虚ろな目で我々をいざなう。
音的には『THE NUMBER OF THE BEAST』(3rd)以降に構築したこのバンドの持つあらゆる面を総括したような印象を受けた。個々の楽曲についてはすでに上で様々な方が触れているので、ここで全てについて改めて論じないが、①は「ACES HIGH」を彷彿とさせる名曲である。実のところ、このバンドは必殺の一撃を1曲目に持ってくることは少なかったりする。意外と、「疾走感はあるのだが、ややラフ、あるいは少し大味、もしくはちょっと複雑」な楽曲が多い。そんな中で、本作の幕開けは『POWERSLAVE』、『FEAR OF THE DARK』に似ている。
続く②はこのバンドの魅力が大炸裂である。印象的なイントロもさることながら、個人的に最も感動したのは「THE TROOPER」で見られたような2本のツインギターの絡みが、クローズアップされるようになった点だ。しかも現編成はトリプルギターなので、ツインリードギターのバックにはしっかりとザクザクしたリズムギターが刻まれ、さらにそこにハリスの剛直なベースが絡んでいる。この辺の音作りはどうしたって3rdから5thあたりの諸作品を思い出してしまう。
加えて大作として6th以降に確立した複雑かつ抒情性に満ちた楽曲を配している。そういう意味では持っている手札を全て見せた感がある。
結論を言う。本作は『NO PRAYER FOR THE DYING』(8th)以降の諸作品中最も質が高い傑作アルバムである。しかも3rd~5thに肉薄するような仕上がりの。
22. HAL9000改 ★★ (2003-09-30 17:07:00)
3rd以降を彷彿させる曲もあり、今までにない斬新な曲もあり、かなり楽しめます。
1曲目でニコ師匠がカウントをとるところから、もう既に凄まじいぐらいのオーラが湧き出てる感じがします。
タイトル曲はあの「Rock In Rio」のような超大人数のメイデンフリークが拳を上げ、頭を振り、叫びまくる。
そんな情景が早くも浮かんできます。
23. メタルン ★★ (2003-10-02 12:33:00)
曲はやっぱり「DANCE OF DEATH」が最高ね。鳥肌が立つとはこのこと。
28. ヤング・ラジオ ★★ (2003-11-08 01:20:00)