前2作の最新テクノロジーを駆使した作品とはうって変わって、生々しいサウンドが気持ちの良いアルバム、まさにアルバム・タイトルにふさわしい。ゲイリー流ブルーズが随所に出たいい作品だ。ノリのいい"Enough Of The Blues"、スピード感のある"Cold Black Night"、ブルーズ・バラード"Picture Of The Moon"、インスト"The Prophet"等聴き所満載だ。最後を締めくくる"Drowning In Tears"もエンディングにふさわしい。このアルバムを聴いて"又ハード・ロックに戻ってくるかも..."と期待したものだ。
ハードロック返咲きを望んでいるゲイリーファンは多いはず。私も同じだが、ただパワーブルース に回帰するだけでも嬉しかったこのアルバム!どうしても前2作が受け入れられなかったから(笑) 『STILL GOT THE BLUES』をややソフトなギター音にして、ライブハウス録りしたかのような ドライブ感漂わせるアルバムのように感じる。 オープニングの『Enough Of The Blues』は軽快なブルースロックナンバーでかっこいい! 『Still Got The Blues』のリフを彷彿とさせる『Picture Of The Moon』は久々哀愁漂う 物悲しいバラードナンバー! 最高な哀愁ギターインスト『The Prophet』は涙溢れますよ~。『The Loner』を彷彿させます。 やはりゲイリーは泣きのギターリフを弾かせると天下無敵?ですね。