このアルバムの最大の聴き所はジョン・ノーラムのギター・ソロです。アルバムとしては前半の完成度は凄いです。(やや後半は弱い気がします) 勿論"The Final Countdown"は名曲ですが、"Carrie""Ninja"もいいですし、アップテンポの"On The Loose"も心地よいですね。ジョーイ・テンペストの歌唱力アップも顕著です。…と書いてきましたが、このアルバムはジョン・ノーラムのギター・ソロの素晴らしさに尽きます。構築美のあるソロが素晴らしく、時に速弾きを交えつつもエモーショナルなソロが胸を打ちます。所々のフレーズも素晴らしい。一度是非聴いてみてください。
私のHM/HR初体験のアルバムである。それだけに、このアルバムは私にとっては一生の宝物である。初めて「The Final Countdown」を聴いた時の衝撃は凄まじかった。カミナリが頭のテッペンに落ちたような衝撃で、ずっと鳥肌が立ちっぱなしだった。アルバム全体のクオリティでは「OUT OF THIS WORLD」や「PRISONERS IN PARADISE」に劣るかもしれない。音もショボイかもしれない。しかし、このアルバムを聴いている時だけは、私の心はまだ純粋だった頃の自分に戻れるのである。これは魔法のアルバムといっていい。 このアルバムを何百回、何千回と聴き込んだ私にとって、アルバムの曲すべてがバラードなのである。辛いことや悲しいことがあった時、私は必ずジョーイ・テンペストの声に耳を傾ける。すると生きる勇気が湧いてくる。私にとって、ジョーイ・テンペストは命の恩人といっても過言ではないのである。
オープニングに超有名曲「THE FINAL COUNTDOWN」が収録されている3rd。個人的にはなかなかの名盤ですが、このアルバムが北欧メタル界に与えた影響を考えると超名盤と呼べるかもしれません。 キャッチーで哀愁味のある北欧風メロディがこのアルバムの一番のポイントでしょう。透明感の高さも魅力的。 個人的にはタイトルトラックの他に②「ROCK THE NIGHT」③「CARRIE」⑩「LOVE CHASER」等が名曲ですね。中間の曲は少しパワー不足な感じがします。 かなりソフトなのでメタルを聴かない人でも受け入れやすいアルバムでしょう。 ★★★
世界中で650万枚以上を売り上げる大ヒットを記録した、バンドの代表作でもある'86年発表の3rd。 脱退したトニー・レノーの後任にイアン・ホーグランド(Dr)が、専任キーボーディストとしてミック・ミカエリが加入。 JOURNEY等の産業ロック系アーティストの数々の名盤を産み出したケヴィン・エルソンをプロデューサーに迎えたことにより、非常に洗練された聴き易い作品を作り上げた。 キーボードを前面に押し出したきらびやかなサウンド、これまでになくシンプルかつコンパクトになった楽曲は、1st・2ndの頃のピュアな北欧メタルが好きなファンにはショックを与えたものの、「THE FINAL COUNTDOWN」という超名曲が産み出されては納得せざるを得ない変化であった。 世界25カ国で№1を記録した同曲以外にも、キャッチーでライヴ向けの「ROCK THE NIGHT」、ジョーイの甘い歌声が耳に残るヒット・バラード「CARRIE」、DEEP PURPLEのようなキーボード・ソロが聴ける「DANGER ON THE TRACK」、前作までの北欧メタル・サウンドに最も近い哀愁度をを誇る「NINJA」、ギターとキーボードによるソロが美しい「CHEROKEE」、優しく甘いサウンドに包まれた「TIME HAS COME」、ドッシリとしたミディアム・テンポ・ナンバー「HEART OF STONE」、アルバム唯一の疾走曲「ON THE LOOSE」、キャッチーな中にも透明感のある「LOVE CHASER」と捨て曲は一切なく、ポップになりながらもバンド特有の哀愁&透明感は失われていない。
このアルバムを初めて手にした時、そして、聴き終わった時、煮え切らないものが残ってしまいました。何度聴いても、その煮え切らなさは消えませんでした。何でこんなに篭った音なんだろう、何でこんなにギターが引っ込んでるんだろう。 初めてこのアルバムを手にし、聴き進めていった人のほうが、このアルバムを楽しめると思います。確かにThe Final Countdownは有無を言わせぬ名曲だけど、それ以外の曲は、僕にはまあまあ、でした。本作を気に入っている人々の意見を否定はしませんが、名盤と言う意見は、少なくとも僕には当てはまりませんでした。
The Final Countdownは超有名曲ですね。あのオープニングは聴いた事が無い人を探すのが難しい位なのでは。 でもトータルで聴くと、一曲目とその他の曲が分離した印象を受けます。 全体的にやや曲のインパクトに欠けますが、CARRIE、CHEROKEEなどソフトでキャッチーなメロディーが盛り沢山。 好きな人には堪らないでしょう。
北欧のHR/HMバンドとして初めて世界的な成功を収めたEUROPEの、「The Final Countdown」という世界27ヵ国でチャートNo.1を記録した名曲をきっかけに、アルバムも全米8位まで登り詰め大ヒットした3rdアルバム、超名盤。その他名曲も多々収録。もちろんHR/HMを聴く人であのイントロを知らない人はまずいないでしょうし。
ラジオでROCK THE NIGHTを聞いたとき、自分がEUROPEに期待していた曲とあまりにもかけ離れていてがっかりしました。でも、やはり初めてラジオでTHE FINAL COUNTDOWNを聞いたとき、あまりにも美しくおぼえやすいキーボードリフには感動しました。ジョーイの歌が格段にうまくなってるし。あと、NINJAとLOVE CHASERもかなり好きです。でも、アルバム全体としてはやっぱ前作のほうが好きです。いつも、1,3,5,9,10しか聞いてない。結局、このバンドはこのアルバムを超えるヒットアルバムを出せなかったけど、THE FINAL COUNTDOWNのような超名曲が無いことを除けば、その後のアルバムも結構好きです。少なくとも、PRISONERS IN PARADISEはこのアルバムより良く聞いた。
タイトル曲はもちろん最高だし、ライブの定番"Rock The Night""Cherokee"も素晴らしい。 でも本当に凄いのはアルバム後半も全然テンションが落ちないこと。 従来の哀愁路線を継承する"Ninja"や"On To Loose"、 ポップな歌メロとは裏腹のずっしりとしたサウンドが魅力の"Time Has Come"、 リズミックなミディアムテンポが心地よい"Heart On Stone"など、佳曲の底力が 定番ソングを強力に援護している。 ミック・ミカエリのキーボードが良いアクセントになっていてマンネリ感を防いでいるのも○。
OUT OF THIS WORLD素晴らしいが、何故こんな投票数多いのか不思議。 こちらのが個人的にも最高傑作。'86年発表の、ヨーロッパの3rdアルバム。 全世界で600万枚を売り上げ、名実共にロック界のトップに躍り出た、 特にタイトルトラックFinal Countdownはシングルカットされ、世界27カ国でチャート1位を記録する大ヒットとなった。 この曲のイントロは皆一回はどこかで聴いたころある有名曲。キャリーなどの名バラードも収録。
ROCK THE NIGHT と DANGER ON THE TRACK 最近この2曲がたまに脳内再生されます。 と言っても、このアルバムここ15年くらい、一度も聴いてないんだよね。 Fカウントダウンとケリーは別格だとして、その他もいい曲ばかりだった 記憶はあるが、脳内再生とまではいかない。 まとめると、この4曲はサビのインパクトが超強力なのかな。
2. IMOGAN ★★ (2002-08-20 11:44:00)
1986年発表の3枚目。
まだHM/HRを知らない頃(高校2年)、友人のN村くんに貸してもらった。
9.の"ON THE LOOSE"が一番カッコいいと想った。
そう伝えたら「おいおい、ハードなヤツやんけ」と驚かれた。
見込みがあると想われたらしく、その後もいろんなの貸してくれた。
そんな想い出の一枚。
3. やまねこ ★★ (2003-01-09 12:24:00)
産業ロックっぽい、メロディアスHR系になってます。ほぼ全曲が佳曲です。
私は、1、3、5、8~10が好きです。
4. なP ★★ (2003-02-09 02:34:00)
ジョン・ノーラムのソロが良い。
彼はほっとくとコテコテのブルーズアドリブだらけのプレイになるわけだが、それを抑えてメロディアスなソロに徹っしている。これがとことん美味。
デヴィッド・ギルモアがやるようなシナリオのあるエセブルーズね。
ペンタトニックのラインを使いつつメロディ感の強いソロなのだが、どの曲も出来が良く、特に出だしの数音の並べ方にはハッとさせられる。1,2枚目とは遥かに違う力の入ったプロダクションによるところも多いのだろうが、ストラトのフロントPUのトーンも素晴らしい。同時期に同郷のあいつが出てきてしまった為に地味に映ったかもしれないが、このアルバムに収められている彼のプレイは名演と言えるであろう。コピーもしやすく素人ギタリストにもお勧め出来るアルバム。テクニカル志向の人の「クラシカルなパッセージだけがメロディアス」という意識も外せるであろう。
しかしジョンが何故このアルバムに不満を持って脱退したかが未だに謎。どう考えてもベストテイクだと思うが。