初期の彼らは、現在とは"ハードロック"をやっていましたね。ジョン歌い方もハードだし、僕の好きなデビッドのキーボードも活躍しているのでこのアルバムは大好きです。BON JOVIの中でもっともハードな7曲目「BURNING FOR LOVE」のリッチ—のギターソロには圧巻です。現在の彼らのライブでは演奏されなくなってるのが残念です。説明不要の「RUNAWAY」はこのアルバムに入っていますよ!
このアルバム、哀愁のハード・ポップ・アルバムで個人的にはかなり大好きです。この時点でメロディのクオリティは高品質。7曲目の"Burning For Love"は、BON JOVIの中でも5本の指に入るくらい大好きな曲なんですよね。リッチーのギター・ソロも劇的で素晴らしい。どうしても3rdとか「CRUSH」「BOUNCE」が人気なんでしょうが、この1stもファンには聴いてもらいたいですよね。 余談ですが「CROSS ROAD」に"Burning For Love"が入っていなかったのには、かなりヘコんだ思い出があります。"Tokyo Road"が入るとは夢にも思わなかった…。
まさに新星といった感じのデビュー作。ドリームシアターのデビュー作の位置と似ている。近年のアルバムから聞き始めた人はかなり驚いたはず。「スターになるべくして出現したアーティスト」と伊藤政則氏もライナーで述べておられるが、確かにデビュー作にして既に他とは違う洗練された楽曲が揃っている。。おそらく曲のアイデアは豊富にあってソングライティングに時間を掛けたんだと思うがジョンとリッチーのソングライティングチームの才能は早くも開花している。デヴィッドのキーボードの割合が多く、作曲にも結構関わっている。RUNAWAYがやはり抜きん出ていると思うがSHE DON'T KNOW ME,SHOT THROUGH THE HEART,BURNING FOR LOVE,COME BACK,GET READYもいい曲だと思う。リッチーのプレイはGET READYで持ち味が発揮されているが他ではスタジオミュージシャン出身らしくそつなくこなしている感じ。しかしジョンの声は若いね。
記念すべき彼らのデビューアルバム。 3rd以降の彼らとは違い、まだまだ幼さとイモっぽさが残るのはご愛嬌。 それよりも次々と繰り出される哀愁を帯びたキャッチーな曲の数々に圧倒されてください! これで新人だったんだから恐ろしくなります。 超名曲のRunawayはもちろん、Burning For Love、Shot Through The Heart、Get Readyあたりも それに匹敵する名曲。 ベスト盤だけしか聴いたことの無い方は、是非このアルバムを!
ジョン・ボン・ジョヴィ(Vo)、リッチー・サンボラ(G)、アレック・ジョン・サッチ(B)、ティコ・トーレス(Ds)、デヴィッド・ラシュバウム(後にブライアンと改名)(Key)の5人からなる米国はニュージャージー州のバンドによる'84年発表のデビュー・アルバム。 後の世界的な大ブレイクはご存知のとおりであるが、ここ日本では日本人好みする哀愁サウンドとメンバーのルックスの良さも手伝い、その人気にいち早く火が点いた。 バンドが奏でるまるで北欧ハード・ポップ・バンドのような美旋律メロディは、今の彼らからはとても想像がつかないだろう。 本アルバムの収録曲であるが、何といってもHR史に残る超名曲「RUNAWAY」の存在が大きい。 この曲、元々はジョンがかつて率いていた「THE ALL STAR REVIEW」の曲であるが、華麗なイントロのキーボード・リフに導かれて哀愁漂う珠玉のメロディが適度な疾走感を伴って流れる奇跡の超名曲である。 他にも、ヘヴィなギター・リフに哀愁のメロディが絡む「ROULETTE」、産業ロックのようにきらびやかなハード・ポップ・チューン「SHE DON'T KNOW ME」、メロディアスかつハードな「SHOT THROUGH THE HEART」、愁いを多分に含んだ劇的なバラード「LOVE LIES」、アリーナ・ロックの片鱗が垣間見える「BREAK OUT」、キーボード・リフが秀逸な疾走曲「BURNING FOR LOVE」、バック・コーラスとの掛け合いがかっこいい「COME BACK」、アメリカンなハード・ロック曲「GET READY」といった好曲を収録。 まだまだ演奏面や作曲面での未熟さは残るものの、現在の彼らとは違った良さが堪能できる好盤である。
ドラマ乳姉妹(主人公渡辺桂子が途中から伊藤かずえに喰われ主役が変わったのかと印象を受ける、鶴見辰吾、松村雄基、岡田奈々、名古屋章などお馴染みのメンバーと芥川タカユキのナレーションも懐かしい大映青春ドラマ)の主題歌として麻倉未稀にカヴァーされた名曲「RUNNAWAY」も収録された彼らの記念すべきデビューアルバム、様々な逸話があり(リッチーサンボラの加入エピソードとかね)また、アイドル的なルックスが話題を呼んだグループで後の音楽シーンに多大なる影響を及ぼした彼らのデビュー作。今更わたくしごときが口を挟むこともありませんが、全9曲無駄のない構成とどの曲もシングルカットされてもおかしくないクオリティを携えておりメロディ派のHM/HRファンならまずは押さえて損はないでしょう。ベストにも①くらいしか収録されていませんので、憂いのあるメロディとアメリカンなドライさが絶妙でジョンの青臭い歌唱も含み少々あか抜けない印象を持つかもしれませんが(いまと比べるとね)、オリジナリティあふれる意欲作かと思いますね。中盤で聞ける⑤⑥などは今作ならではの湿り気のある味わいでしょうね。ビックヒットをかっ飛ばした3rdや4thもよいけど、スラッシュメタルを聞きつつ、この極上のポップセンスとフックに富んだメロディに衝撃を受けた身をしては今作の放つ普遍の魅力にいつまでも魅了されますね。前にも発言しましたがBON JOVI=IT'S MY LIFEと言われ今作すら聞いたことがない若者がいる事に憤りといいますか違和感を猛烈に覚えました。なんで若い子にこそ聞いてほしいデビュー作なんだけどなぁ