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INDIVIDUAL THOUGHT PATTERNS (1993年)
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INDIVIDUAL THOUGHT PATTERNS
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解説 - INDIVIDUAL THOUGHT PATTERNS

1993年6月22日、Relativity Recordsよりリリースされた5thアルバム。
ギタリストのAndy LaRocqueにとって在籍時唯一の、ドラマーのGene Hoglanにとっては最初の、そしてベーシストのSteve DiGiorgioにとっては在籍時最後のアルバムである。
音楽的には、前作『Human』で現れだした、テクニカル/プログレッシヴな音楽性をさらに推し進めた内容になっている。

Producer:Scott Burns, Chuck Schuldiner
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 29 ★★ (2002-02-16 01:29:00)

チャック・シュルディナー(Vo、G)、アンディ・ラ・ロック(G)、スティーブ・ディジョルジオ(B)、そしてジーン・ホグラン(Dr)というかなりスーパーなメンツで作られたアルバム。内容もそのメンツの凄さがさらに相乗効果をもたらしたみたいで、とにかく素晴らしいの一言。アグレッシブでありつつ劇的で美しい展開の曲を、一分の隙も無く緊張感を持続させながらすごいテクニックで演奏していく様は、ジャンルは違えどDREAM THEATERに通じるものがあります。デス/スラッシュというジャンルにおける、完成形の一つがこのアルバムではないでしょうか。壮絶なテクニックに裏づけされた高度な展開美を持つ楽曲は、この頃は唯一無二の存在でした。聴き返して思ったけど、チャックのデスラッシュVoはかなりかっこいい部類に入りますね。惜しい人を亡くしました…。DEATHのアルバムではこれが一番オススメなんだけどこれって反則でしょうか?



2. わるあがき ★★ (2002-09-10 15:50:00)

デスメタルというよりも「テクニカルスラッシュ」と言う感じで、重たさ禍々しさを求めて聞くと、肩透かし.....が、複雑ながらも無駄が無く美しい。演奏力も高ければ、音楽性も高い。



3. ローランDEATH ★★ (2002-09-28 21:56:00)

書き込み少なすぎるぜ!DEATHの最高傑作といえば間違いなくこれでしょう!
チャックが逝ってしまった後、聞き返せばやっぱりそのアルバムとしての完成度はこれが1番。メンバーも凄腕ばかりだし、スピード、アグレッシヴさとチャックの叙情性あふれるハイテクギターがこれ以上はない形で調和しています。まさに芸術的作品です。「デス」はアグレッシヴかつブルータルでなければならないと思います。




4. こうじ ★★ (2002-10-05 17:18:00)

先にシンボリックを聴いてしまったので、音質がこもっていると感じたが、
超名盤であることに変わりは無いでしょう。
バトル、バトル、ひたすらバトっています。それでいてメロディアスでドラマチック。
ベースの音がよく聴こえて気持ち良いです。




5. KILLERQUEEN ★★ (2002-12-07 21:35:00)

ローランさんが言ってるようにDEATHの最高傑作はこれなんです。
とにかくテクについては言うまでもなく、そんなことより純粋に曲がカッコイイです。
どの曲でもギターソロは最高にカッコイイし。




6. J0Y ★★ (2002-12-24 19:12:00)

かっこいいね



7. トオリスガリ ★★ (2003-02-01 00:43:00)

アグレッシヴかつメロディアス!変拍子多すぎ!



8. cd ★★ (2003-03-24 19:45:00)

すさまじい(呆) ベース(ほんとかっこいいね。目立ちまくり)とドラムが刻む変拍子に畳み掛けるような叙情ギターライン。そして溢れるアグッレッシブさにはすばらしいの一言。 決して全編にわたって速いというわけではないけれども(むしろ速い曲少ないです) チャックがそこに変拍子をとりこむことで、ある意味幻想的ともいえる曲想となっています。彼は本当にすばらしい才能を持っていたのですね。天才薄命というか本当に惜しい。



9. あるるかん ★★ (2003-11-07 02:13:00)

当時、デスメタルたる者を怖い者見たさで、このバンド名とジャケでこれだろうと思い自身デスメタル初体験アルバムでした。正直、チャック師の身を削る様な絶叫と各パーツの技師が叩き出す、リズムにおけるストップ・ゴーからの曲に与える絶妙な弾力性に初心者たる自分は恥ずかしながら理解できず、お庫入りさせスラッシュで止めとこっと思ってしまったんですが、年月が経つにつれ、このアルバムのメンバーの凄さ、完成度の高さそれとやっぱりチャック師の後生に残した美的センス(かな)を少しは魅力的に感じる様になってきました。もし生きてたらと思うと...ナムサンです。ちなみにスラッシュはテスタメントのことです。自分もこのアルバムはオススメです。命作。



10. です子 ★★ (2003-12-16 20:32:00)

symbolicと一緒に買ったCDだがこっちをよく聴く。
SYMBOLICはメロディが強く70、80年代メタルを強く意識してると思ったがでも精神的重圧感がありすぎ。簡単に言えば暗い。よく聴かないと流れていく。でも名盤
このINDIVIDUAL THOUGHT PATTERNSのほうが聞いてて楽かな。ある意味メロスラッシュな趣もあるしDEATH特有の殺伐とした現代感がこっちのほうが強い。かっこいい。
自分はこういうのが好きだっただけ。好みによると思うけど前述のアルバムのほうが聞きやすいのかなぁ
2枚まとめて買うとどうも比較してしまうがどっちもいいと思う



11. HARRY ★★ (2003-12-25 18:54:00)

今ではヘヴィだともデスだとも思わないが、テクニカルなプレイと適度な音厚に耳が喜ぶ傑作アルバム。特にベースがこれほどベロベロしているアルバムを他にあまり知らない。音が軽いからか集中しなくても各パートが自然と耳に入ってくるのが傑作たる所以では?各曲ともギターソロが非常に印象的なメロディを奏でる。



12. GEORGE ★★ (2004-05-04 20:30:00)

DEATHの、というよりデスメタルの名盤じゃないでしょうか。
複雑なリズムでも疾走感を損なわないドラムとフレットレスならではの粘っこいベースがボトムを支え、その上をチャックとアンディの一筋縄ではいかないメロディが舞う。
ヘヴィネスという点では物足りなさがあるかもしれないけど、楽曲の充実度はそれを補って余りある。
かっこよすぎ!必聴!!




13. takashit!! ★★ (2004-05-05 21:02:00)

メンバーが最高!!CYNICよりも好きかも。



14. †FUNERAL† ★★ (2004-08-17 17:05:00)

Ahもう死ぬほど聴きまくったアルバムです。
ギターソロが最高にかっこいいです!聴くたびに鳥肌が立ちます。




15. olbaid ★★ (2004-10-17 05:23:00)

INDIVIDUAL THOUGHT PATTERNSまさにそのとおり!そんな楽曲群ですわ。
いやあ、なつかしいなあ。DEATHの一連がしっかりここに残ってるとは・・。
おじさんは、素直にうれしいDEATH!
Nothing Is Everythingで急に何を思ったか演歌みたいなサビ来るし(笑)。
しかし、それ以外はONLY TECHINICALでもいいのか?って質問に堂々と
「あったりめーじゃねーか、そのとおり!」って答えてくれる!
そして本当にそのとおり!と思える感動的なアルバムです。
一曲目は本当に力みなぎります。未だDEATH POWERここにあり!語り継ぐべし!



16. Ailen ★★ (2004-10-22 14:43:00)

個人的にメロデスとも言えるなとも思う。ヴォーカルがあんまりデス声とは言えないけれど、叙情的なギターソロはメロデスのそれに似てる。



17. ルリヲ・フルチ ★★ (2005-05-04 19:06:00)

すっごい完成度高めです。
なんというか…、ギターもベースもドラムもヴォーカルも全部が良いです。
一気に聞くと疲れちゃいますが、それも仕方がないですね。
ま、聞けばわかるっつうはなしですわ。




18. dave rodgers ★★ (2005-05-18 21:21:00)

完成度は高いですね、これは好きです。



19. 春×シュン ★★ (2005-07-24 23:22:00)

なんつーか、メロディック・デスラッシュといった感じです。
音が軽いのが否めないけど、演奏のテクは凄まじく完成度はかなり高いといえます。
叙情的なメロディにドラマティックな曲展開、そんでもって怒涛のアグレッション。
文句無しに素晴らしい作品と断言できます。最高!!!
Voのチャック・シュルディナーという方、既に亡くなっているんですね(しかも享年34…)。
これほど作曲センスをもっていて、若くしてこの世を去るなんて非常に残念です。
今更ながら御冥福をお祈りします。合掌。




20. N男 ★★★ (2005-11-20 17:09:00)

1993年発表の5th。
人気こそ次作のほうが高めだが、デスメタルのアルバムとしてはよりアグレッシヴかつ知的なリフや変拍子を持つこちらの作品のほうが上だと思う。
とりあえず、メンツがメンツなだけに演奏が変態。
複雑なリズムや変拍子、リフを全員がテクニカルにこなしており、ストップ&ゴーがいちいちカッコいい。
メロディも叙情的で、歌詞の深淵さも相まって心に染みわたる。
しかし、このバンドの生み出す音圧はデスメタルの範疇を超えるかのような轟音。
“デスメタルならぬDEATHメタル”がより明確になった作品だと思っている。
[★★★★☆]




21. クリーム ★★ (2005-12-17 14:03:00)

遂にDEATHを聴いたんですが、予想以上にメロディアスで驚きました。勿論メロディアスといってもメロデスとは違います。リフもソロも文句なしのカッコ良さで、リズム隊も最高。チャックのヴォーカルも迫力満点。でもSYMBOLICのほうが人気あるんですよね。そっちもきかねば!



22. ファンキー☆モンキー改 ★★ (2006-02-10 11:36:00)

魅惑的なリフの大連発でリスナーを攻め立て圧倒させると同時に、各々の高度なプレイが激突・融合し流麗に展開されていく様は圧巻の一言に尽きます。何度聴いても新しい発見があります。



23. ex_shimon ★★ (2006-02-12 23:10:00)

入手に苦労した5th
そして聴いた瞬間「おっしゃー!!」
SYMBOLICよりこっちが好き




24. ジョエル ★★ (2006-03-07 21:52:00)

適度なアグレッシブさが楽曲を良くしている
聴きやすいのでオススメ




25. Si-T ★★ (2006-08-26 23:15:00)

12年前から存在を知りつつスルーしてました。
昨日、ふと寄った中古CDショップでこのアルバムを見かけ購入しました。
素晴らしいアルバムですね。
SYNBOLICよりも構築美があり、プログレ的に感じます。



26. 暗黒騎士MARS ★★ (2006-08-27 20:35:00)

これは名盤だ。数年前に中古を運良く見つけてゲットした。
チャックのVOは好みのタイプではないけどギタープレイは文句なしに素晴らしい。
こんなの弾きながらよく歌えるな・・・惜しい人を亡くしたものだ。




27. hiromushi ★★ (2006-09-19 23:08:00)

磨き上げられた整合感のある音や、音圧に圧倒される向きがない分、
純粋にテクニックを堪能出来る事は掛け値なしに素晴らしい。
この作品には以上のようなバンドでは味わえない、一種の叙情性と言える
アーティスティックな趣があり、僕はとても心躍るのであります。傑作!




28. モロッコ ★★ (2007-04-30 23:20:00)

Deathはこのアルバムしか持ってませんが、このアルバムは間違いなくデスメタル屈指の名盤でしょう。もしデスメタルに興味があるかたはまず本作から入ることをおススメします。



29. 火薬バカ一代 ★★ (2007-05-26 22:10:00)

チャック・シュルデナー以下、アンディ・ラロック(G)、スティーブ・デジョルジオ(B)、
ジーン・ホグラン(Ds)という、名実共に過去最強の布陣で製作、'93年に発表された5thアルバム。
凶暴なデス/スラッシュ・メタルならではの攻撃性と、複雑な曲展開、そして美しいメロディの融合という、
3rd『SPIRITUAL HEALING』以降のプログレッシブなDEATH流メタルの最高到達地点とでも言うべき本作の
大きなセールス・ポイントは、ジーン・ホグラン&スティーブ・デジョルジオという、スラッシュ・メタル・シーン
屈指の豪腕リズム隊を得た事で、楽曲に初期の頃を彷彿とさせるスラッシーな疾走感が戻って来ている点。
また、美旋律メイカーの名にかけては、チャックに勝るとも劣らない実力者アンディのGプレイに刺激されたのか、
チャックのGソロも益々冴え渡り、アルバム全編に渡って激情を撒き散らしながら(メロディアスに)荒れ狂う。
一筋縄ではいかない複雑な曲展開を飲み込みつつも、全体を支配するのは激烈な疾走感という高速スラッシュ・チューン①、
イントロのツインGのハーモニー・パートからしてグイグイと惹き込まれる④、アルバムで最もメロディアスな仕上がりと言える、
静のアンディ/動のチャックという対比が見事な⑧といった楽曲は、そうした本作ならではの美点が最大級に発揮された名曲ではなかろうか。
ハッキリ言って「キャッチー」とは言い難い作風だし、取っ付き難さではDEATHのアルバム中でも1、2を争うが
だからこそハマッた時の快感は強力極まりない。本作をDEATHの最高傑作に挙げる人が多いのも納得の名盤だ。




30. ICECLAD RAGE ★★ (2007-05-26 22:30:00)

アグレッシヴなだけに終わらないサウンド
とことんテクニカルな演奏陣
ハマれば何度も聴きたくなる中毒性
この3要素が絶妙なバランスで融合し、その結果生まれたのがこのアルバムだと思う。
ある意味、デスメタルの理想型ですね。




31. アウトランダーズ ★★ (2007-12-31 18:04:00)

リリース当時に会社の先輩から借りて聴いた時はデス初体験だったこともあってか複雑な曲展開がぜんぜん理解できなかった。
でも最近になって中古CDショップでこのアルバムを見つけて、もう一度聴いてみたくなり購入。
前とは違いエクストリームなバンドやプログレ系にも耳が慣れていたせいかすんなりハマれた・・・というかハマり過ぎて1週間ぐらいほとんどこればっか聴いていた。
確かにメロディアスなデスラッシュだけどメロデスと違いぜんぜんクサくない。
とにかく個性的な音であえて言うならコンパクトなプログレッシヴデスラッシュ?という印象。
うねりまくりのスティーブディジョルジオのベースと手数が多いのに重い感じのジーンホグランのドラムというリズム隊はまさに驚異的!!!
テク二カルでかっこいいメロディのチャックシュルディナーと叙情的で美しいメロディのアンディーラロックの対象的なギターバトルが聴ける前半①②③④は絶品!!!(特に④のソロは最高!!!)
でも、それ以外の曲でアンディーは⑧のイントロでしかプレイしてないのが残念・・・なのでギターバトルの無い後半は前半と比べると緊張感がやや下がる。
とはいうものの全曲ハイクオリティな楽曲ばかりで他では聴けない個性を持つチャックの作曲術はまさに孤高の天才としか言いようがない。
テク二カルだけど聴きやすいし、かといって激しさにもぬかりないというバランスのいい超名盤。
なんとなくDREAM THEATERの「IMAGES AND WORDS」を初めて聴いた時と似たような感動があった。
それから他のアルバムも聴いたけどやっぱりこれが最高傑作だと思う。
これをSYNBOLICのような音質で聴いてみたいな。




32. naosuke ★★ (2009-09-29 12:06:00)

この名盤のリマスター紙ジャケ盤を買われた方!
音質はどうですか!?



33. カズチン ★★ (2010-01-07 22:03:00)

カッコいいなぁと思いつつ、音が良くないので棚の奥に眠ってましたが
ふとしたきっかけで棚から引っ張り出し聴いてみたのですが
アグレッシヴ、テクニカルかつメロディアスと何ともおいしいアルバムだと気付きました。
てかATHISTとか好きな人間なんだからこのアルバムにハマってなかったのがおかしいw
そして勢いで去年リマスター紙ジャケ盤が発売し、
リマスター盤のSymbolicと共に2ヵ月くらいかけて全部購入しました、
リマスター盤は全アルバム音質が良くとてもよかったです。




34. ムッチー ★★★ (2010-04-22 00:28:00)

テクニシャン揃いで曲展開も凝っている。こういうタイプは下手すると、つかみどころがないままに、
いつの間にか耳を通り過ぎてしまったりするものだが、DEATHに関しては全くそのようなことはない。
確かに非常にテクニカルだが,それは必然性のあるテクであり,決して余計なひけらかしになどなっていない。
確かに曲構成は一筋縄ではいかないが,そこには整合感があり,曲毎の個性がしっかりと存在している。

…なんか堅いですかね(笑)。
なんとか良さを伝えようとすると、どうしてもこうなってしまうんですが、もう少し力を抜きます。
え~,まず,鉄壁のリズムセクション!これが終始耳を惹きますね。ここまでくればひたすら快感ですよ。
初めは、この複雑なリズム・展開に付いて行くのが精一杯で疲れもしましたが、
何回か聴けば、もうこの凄さが身に沁みまくりです!
それと、ギターソロもすごく魅せてくれるんですよね。
その激しい音の渦の中にあってある意味異様な程にメロディックで美しいトーンを放つアンディ、
勢いとメロディを兼ね揃えたチャック、2人のソロの対比が光ってます。
その点や、テクニカルで複雑な曲展開、スラッシーな点など、初期MEGADETHとも共通してますね。
違いとしては、こちらの方がよりアグレッシヴで、デスとスラッシュの中間くらいであることですね。

自分は初DEATHだったんですが、いやぁ、ほんとスゴイです。感心してしまいました。
細部までこだわって作りこんでるし、なによりも、カッコよすぎです!




35. むにに ★★★ (2011-03-29 09:55:24)

本当に何度も何度も聴きたくなってしまう
その上聞けば聞くほど深みにはまって良さがわかってくる



36. Ice9 ★★★ (2011-11-14 20:33:45)

さんざん聴きまくったアルバムではありますが、とうとうリマスター盤を手に入れてしまった。
そして大正解でした。多くの方に支持されている名盤ではありますが、唯一惜しい点がこもり気味の音でしたが、見事に解消です。
しかもただでさえ強烈なアルバムがとんでもない音の広がりを聴かせてくれます。
特にディジョルジオ先生の粘りっこいベースがアピールしまくって大変な事になっています。
なんだか、リマスターの感想だけになっちゃいましたが・・・。
猛者による音の集合体がスリリングに駆け抜け、チャックの哀愁を帯びた叫びが胸に突き刺さります。
これだけの職人さんのやりたい放題ですが整合性があり、とても知的な作品になっているのも驚き。
最終的にはテクニックだけじゃないメロディの素晴らしさがあるからこその名盤だと思います。




37. 帰ってきたクーカイ ★★ (2011-11-20 17:52:59)

 私はデス・メタルの熱心なファンではないのだが、'93年発表の本作は3年に1回くらいのスパンで引っ張り出して聴きたくなる。そして聴きだすと最初から最後まで聴いてしまう。
 今のバンドでいうと、おそらくメロディックという意味ではARCH ENEMYが最も近い存在のような気がするが、DEATHはメロディックなだけではなく、上の方々も書いているとおり、プログレッシヴでもあった。
 本作を聴いていると、何か現代社会が必要悪的に(だが本当は不必要なのだが)内包している醜悪な理不尽さとか、巨大な擂鉢で人々を構わずゴリゴリと擂り潰すような、冷酷かつ残虐、そして強大な暴力とかを、冷めた目で腑分けしていくようなイメージが浮かぶ。
 発表から約20年経つが、未だに唯一無二のアルバムだと思う。




38. netal ★★ (2013-04-19 13:44:24)

前作「Human」でみせたような洗練されたテクニカルデスメタル路線はそのままに、本作はよりスラッシュや正統派メタルに近づいた作品となっている。
後期Deathの中では最も疾走感に溢れ、矢継ぎ早に繰り出されるリフの快感に浸れる、ある意味で最も「熱い」アルバム。

まずリズム隊。Geneの怒涛のツーバスが生み出す疾走感と前作以上に主張が強く不気味な音色で魅せるSteveのフレットレスベースが素晴らしい。
そして何より熱いのがChuckとAndy LaRocqueによるツインギターである。テクニカルなリフにメロディックながらも甘すぎないソロとこれまた素晴らしい。
緩急自在の複雑な展開や変拍子を違和感なく聴かせる手腕も流石。

孤高さと冷徹さ、そしてドラマティックさの強い6th、7thの方が好きではあるが、こちらのアグレシッヴさとテクニカルさの絶妙な調和もやはり良い。
点数の差は、もはや作風に対する趣向のみである。

気に入り度…89/100

おすすめ…Overactive Imagination




39. ハルディン ★★★ (2013-06-25 20:09:32)

前作と共にDEATHを代表する5th。ひとつの曲の中で激しく入り乱れるが、決して破綻しない絶妙な整合感をもって聴かせる複雑怪奇なアレンジはDREAM THEATERばりのテクニカル・プログレそのもので、今は亡きチャックの非凡なセンスが発揮されている。ジーン・ホグランの凄まじいドラミング、スティーヴ・ディジョルジオのウネるフレットレスBと、ツワモノ揃いのリズム隊も聴き所の1つ。もうリリースされてから既に20年ほどの月日が経つが色あせない名作だ。



40. IWSK ★★ (2013-08-18 16:40:51)

これはデスメタルというよりプログレだな。こういう系統のデスメタル、結構好きだよ。参加メンバーの個性が発揮されたアルバムで、複雑かつテクニカルな曲構成が魅力である。今年で二十年経つが全然色褪せない。



41. ケムケムケム ★★★ (2014-10-19 03:00:06)

前作のジャンルの衝突エネルギーはないけれど、楽曲も演奏もロック的な馴染みやすい外連味に溢れてるために、これが後期の最高傑作という人も多いようです。
チャックが好きで彼の「メタル界でいちばん真似されない達人」な部分はこのITP以降の二枚をあたったほうがいいでしょう。


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