どこまでいっても弾き足りない、とゲイリーが訴えているかのような、徹底的にHMスタイルを貫いたゲイリー唯一のアルバム。 チャーリー・ハーンのトレブリーなシャウトがさらにそのHM性に拍車をかけている。 攻撃的な「HIROSHIMA」、ブルーズチューンのカバー"Don't Let Me Be Misunderstood"、"Nuclear Attack"など、ゲイリーの名演がテンコ盛り。
ギター弾きまくりの『Hiroshima』はいいね~。リフは覚えやすいがスピードについていくと単音乱れて(笑) 『Don't Let Me Be Misunderstood』も好きでしたね~。ただ初めて聞いた時驚かされた。 この曲の原曲は聞いたことないのに曲は知っていた。 "あしたのジョー"のテーマソング歌っている尾藤イサオがむか~し歌っていたよね~。確か。 早く、デジタルリマスター盤出して欲しい!!!
GARYお得意の哀メロが殆ど聴けない点が、本作が今ひとつパッとしない最大の原因かと思います。 リマスターすれば改善されるかもしれませんが、音にダイナミックさが感じられない点もマイナス。 以上の理由から、アルバムとしての評価は並程度になりますが、サビのコーラスと日本的音階を持つソロがカッコイイ「HIROSHIMA」と、哀愁のバラード「REST IN PEACE」(GARYのバラードにハズレなし!)の出来は非常に良いので、ファンなら素通り出来ない作品ですね。
「HIROSHIMA」のチャーリー・ハーンの熱い(暑苦しい)シャウトがたまりません。歌詞はどシリアスで、曲調とちょっと違和感を感じますが。 アニマルズのカヴァー「Don't Let Me Be Misunderstood」が流れると、「だーれのせいでもありゃしないー♪」という歌詞が浮かんできて笑ってしまいます。 ラストの「REST IN PEACE」は、歌詞もメロディも悲しすぎます。 ゲイリー・ムーアのギターは、攻撃性も繊細な表現も持ち合わせて、やっぱり素晴らしい。
メロウなゲイリーばかり聴いていて、このアルバムはほとんど聴いてなかったんだけど、最近聴きなおしたら凄く良いじゃないの! G-FORCEも大好きなので、メタル路線のシンプルだけど図太いサウンドが返って息が長く聴き続けられそう。 超絶お薦めは、「Run To Your Mama」「Nuclear Attack」「Rest In Peace」。 勿論「HIROSHIMA」も「Dirty Fingers」も「Don't Let Me Be Misunderstood」も…… 結局全部良いって事だ!
81年に録音されていたにもかかわらず、レーベルであるJETとの契約問題で 闇に葬られた不遇のアルバム。 しかし、「Corridors of Power」「Victims of the Future」の日本での好セールスに 引っ張られて84年に日本だけのリリースとなりました。すかさず手に入れましたよ。 内容は鋼鉄ゲイリーです。彼のアルバム中、もっともメタリックな作品。 特にギターは暴れまくりで、ブリブリにマシンガン・ピッキングを決めております。 とはいえ、しっかりとしたメロディもあるし、一時期、彼の代名詞となった 反戦ナンバーも収録されていて、ゲイリーのアグレッシヴ・サイドが好きな人には 迷わずおすすめします。