1977年12月1日、Columbia Recordsよりリリースされた5thアルバム。
「Toys in the Attic」、「Rocks」で商業的に成功したバンドは、一躍スターダムにのし上がった。
日本でも彼らの知名度は上がり、Queen、Kissと並び“3大バンド”の1つとして人気を博した。1976年10月には初のヨーロッパツアーを開始。翌1977年2月には初の日本ツアーも行っている。また前座にはBOW WOWが参加した。
人気の拡大とともにバンド活動には2度目のヨーロッパツアーを含む大規模なツアーが組み込まれ、その合間に次作のレコーディングが行われるという過酷なスケジュールになり、以前から使用していたとされるドラッグも使用頻度が増していった。つまり、本作はメンバー全員ドラッグ漬けの真っ只中に製作された。
当時を振り返ってメンバーは「『Draw the Line』の時は頭がいかれてた。もうバンドに結束力はなかった」「ミュージシャンが麻薬に手を染めるというより、麻薬中毒者が音楽に手を染めた感じ」とコメントしている。
ジャケットのメンバーの肖像画はAl Hirschfeldによって描かれた。
アルバムはBillboard 200で全米11位を記録、日本のオリコンチャートでも初のトップ10入りとなる9位を記録した。アメリカ国内だけで200万枚以上のセールスを記録している。
Recorded:June–October 1977 at The Cenacle and The Record Plant
Producer:Aerosmith, Jack Douglas