1974年3月1日、Columbia Recordsよりリリースされた2ndアルバム。
このアルバムが日本でのデビュー作となった。
当初、Columbia Recordsは、プロデューサーにAlice Cooperとのタッグで既に知名度が高く、緻密な曲やアルバム作りで知られるBob Ezrinを起用しようとしていたが、前作『Aerosmith』で唯一ヒットしていた「Dream On」のような情緒的なサウンド展開を望むレーベル側と、よりストレートでライブ栄えするアルバム作りに意欲を燃やすバンド側とで最初から意見が対立した結果、Bob Ezrinはバンド側の意向を尊重し、自らはプロデューサーの座から身を引き、当時新米のプロデューサーであったJack Douglasを紹介した。
その結果、録音環境の悪かった前作と比べ、かなり改善されていて自他共に認める強力で、緊張感のあるAerosmithらしい仕上がりになっているが、当時のAerosmithに対しての世間の風当たりが強かった為、リリースされた当初は大きなヒットとはならなかった。が、次回作の『Toys in the Attic』による大ヒットで、Billboard 200のチャートで全米74位まで登り詰める相乗効果となった。
Recorded:December 17, 1973 – January 14, 1974, Record Plant, New York City
Producer:Ray Colcord, Jack Douglas, Bob Ezrin