1994年10月4日、East West Recordsよりリリースされた3rdアルバム。
キーボディストKevin Mooreにとって在籍時最後の作品となった。
Billboard 200では全米32位を記録。オリコンチャートの最高位は7位で、Dream Theaterのアルバムとして初めてトップ10入りを果たした。(日本国内だけで20万枚以上を売上げた)
4曲目から6曲目は、"A Mind Beside Itself"という一連の組曲で、トータルで約20分の長さである。ライブでは続けて演奏されることもあれば、別個に演奏されることもある。
Dream Theaterのオフィシャルブートレグ専門のレーベル「YtseJam Records」より、本作のデモ音源を収録したアルバム『Awake Demos 1994』が販売されている。
Bonus Track (8cmCDシングル)は、日本盤初回生産分に封入されていた。日本未発売のシングル「The Silent Man」に収録されていた曲である。
DeathのChuck Schuldinerはインタビューにおいて本作を絶賛しており、「彼らの音楽は非常に複雑だが、しっかりとしたフックを持っている、これは聴いてもらえる音楽を作る上で非常に重要なことだ。」とコメントしていた。
Rock Hard誌は『The 500 Greatest Rock & Metal Albums of All Time』においてNo.390に選出している。
Recorded:May–July 1994, One on One Studios and Devonshire Studios in North Hollywood, Los Angeles
Producer:John Purdell, Duane Baron
5. こ~いち ★★ (2001-12-14 23:29:00)
リアルワールドでの知り合いの登場は初めてかも(笑)。
これからもどうぞよろしゅーに。
6. 29 ★★ (2002-02-06 02:14:00)
以前のようなスリリングな展開は影を潜め、プレイ自体もテクニカルというよりは深遠な世界を構築するための役割に徹しているといった趣です。単に即効性が無かったみたいで、後になって効いてきました。アップテンポで疾走感のある曲が無いのも影響したかも。⑤“Voices"、⑪“Space Dye Vest"などは前作が“動"を主題にしていたとしたら、“静"を表現した名曲だと思います。
聴けば聴くほどに良さが滲み出てくるスルメのような1枚。
8. Metropolis ★★ (2002-02-07 00:24:00)
「DT=I&W」方程式の呪縛から逃れてこの作品を聞き、驚くほどのクオリティの高さということに気がつきました。最初はヘヴィでウザイと感じていた「THE MIRROR」「LIE」にヤミツキになってます。
この作品の中にDTの近未来への伏線があったかと思うと、改めて過去の聞き方が「ヘヴィ」という表面だけをなぞっていたかが分かります。DTは意味のない作品は作らないんですね。
12. ゆーし ★★ (2002-09-23 21:10:00)
「I&W」と比較する事なく聴けば、いかに素晴らしい楽曲揃いなのかが分かると思います(去年からの後追いファンの言い分ですが)。
個人的には、適度な長さの中に複雑さと極上のメロディが込められた1.2.3.が特に好きなのですが、4.5.6.と連なる組曲も、7.8.のヘヴィ・チューン2連発も、長尺の10.も聴き込めば聴き込むほど味が出てくる名曲だと思います。
13. ライキチ ★★ (2002-10-19 19:03:00)
ところが、イメージアンドワーズを聞きとても感動し、このアルバムをまた聞きたくなり買戻し、聞いていく内にとても魅力的なアルバムへと変わっていきました。
好きな曲が時とともに増えていき、今では「名曲だらけのアルバム」とも思えるようになってしまった。
へヴィ、ダークというより、私には悲しみ、怒りという言葉の方が似合うのではないかと思う。
ラブリエの歌唱も素晴らしい!ぺトルーシのギターも文句なし!!ケヴィンのキーボードの音色もとてもいい雰囲気を出している。
曲自体、曲構成なんかは全アルバム中一番シンプルで分かりやすいのではないかな。
後、サウンドプロダクションも全作品の中で一番いいと思う。
16. うにぶ ★★ (2003-04-01 23:21:00)
でもまあこの暗い雰囲気もこれはこれで悪くはないです。荒々しく歌ってもジェイムス・ラブリエの声じゃ迫力に欠けるなぁっても思いますが、演奏の方は重々しくてかなりの音圧。
安易に前作の路線を繰り返さなかったのはいいことです。
個人的にこのアルバムで特に印象に残る曲はケヴィン・ムーアの曲で、やはりケヴィンのいるDREAM THEATERが好きだな~。
それにしてもDREAM THEATERの曲って、歌詞が暗いのばっかりですね。
19. SACREDSPHERE ★★ (2003-05-09 12:50:00)
や7弦ギターでヘヴィネスの世界を表現するMIRROR~LIEの流れは見事。特にMIRRORの後半に出てくる天へ昇天するようなフレーズは鳥肌物だ。最後のSPACE DYE VESTは暗~い雰囲気を醸し出しているが、ケヴィンの叙情的なピアノは素晴らしい。この曲でアルバムを締め括られると、物凄い余韻に浸れる。このアルバムは捨て曲がない、傑作以外の何者でもない
24. エストック ★★ (2003-09-15 13:03:00)
なんだかんだ言われてますが私は全作よりもキャッチーな曲が増えたと思う。最近のDTは無駄なテクのひけらかしみたいであまり好きになれませんが、このアルバムは各々のテクニックを楽曲重視に行使している曲が案外多いため好感が持てます。
I&Wがだめだという人はこちらを聴くと気に入るかもしれません。
27. ヤング・ラジオ ★★ (2003-12-05 23:01:00)
28. 銘菓ひよこ ★★ (2003-12-07 20:30:00)
出た当時は「これ、I&Wと全然違うじゃん。心に残るメロディーも無いし重いし暗いし。こりゃとんでもない駄作だ」
って思って速攻で売り飛ばしてしまいました。
で、今改めて聴いてみると、意外とすんなり聴けちゃうんですよね。とても名盤などと呼べるようなレベルでは無いと思うけど
佳作ぐらいの評価はあげてもいいかな?なんてちょっと再評価しました。
29. アゴ 勇 ★★ (2004-01-29 07:33:00)
ジェイムス・ラブリエのヴォーカルスタイルもその澄んだハイトーンヴォイスを活かした、伸びやかに歌い上げるものばかりではなく、
低音部を強調したパンチの効いた唱法や囁くような歌い回しなど、非常にバラエティに富んだものになっています。
自分も最初驚いたが、今では大好きな作品です。
31. 3割2分5厘 ★★ (2004-02-09 19:43:00)
「I&W」~「Metropolis」まで今のところ聞いたけど、「I&W」より好き。
この暗黒ながらも緻密で繊細な美しいメロディーは彼らにしか出来ません。
もうちょっと聞き込めばもっと好きになるかも。
33. TDK ★★ (2004-03-07 16:30:00)
聴き続ければもっと好きになれそうな曲ばかりなので、もっともっと聴き込みます。
35. T-MIRAGE ★★ (2004-06-18 16:50:00)
42. minato ★★ (2004-12-29 02:38:00)
PANTERA並にへヴィなリフを持つ"The Mirror"や"Lie"、へヴィでダークな上に曲がやたらに長い"Voices"や"Scarred"を聴いてガッカリする人の気持ちもよく分かる。
しかし、AWAKE≠DREAM THEATERでないし、IMAGES AND WORDS=DREAM THEATERでもないのだ。DREAM THEATERに「らしさ」なんて存在しないし、存在する必要もないと思う。
ただし、IMAGES AND WORDSのように、収録曲全てが完璧なアルバムなのではない。一枚を通して味わってこそ、IMAGES AND WORDSとは違った、しかし同等の快感を体験できるのではないかと思う。
奇跡的名盤とは言わないが、フォワローには絶対に到達できない、彼らだからこそ出来上がったアルバムだということに間違いはないだろう。
当時バカげたレビューしやがった某B誌の糞記者ももう一度心して聴いてみやがれ。
Best Tune "A Mind Beside Itself Ⅰ.Erotomania"
買い度…90%
43. N男 ★★★ (2004-12-30 13:33:00)
そのためかサウンドはよりヘヴィに、音域も広くなった気がします。
メロディのキャッチーさは一見薄れたし、曲展開や変拍子はますます複雑になり、難解さ、取っつきにくさはグンと上がったが、聴きこもうと思わせるだけの楽曲あってこそのドリムシ。
当然ただ重いだけでは済んでない。
かなりの聞き込みが必要な作品なのですが、フレーズ個々の魅力は失せていないのは流石です。
前作は神盤でしたが、今作も相当な傑作だと思う。
今作完成直後にバンドを脱退してしまうKevin Mooreだが、ここでも彼のセンスは抜群です。
オススメは④、⑨、⑩、⑪です、後半怒濤のケヴィン節。
①、③、⑤、⑦あたりも中々良い、キレイなメロディと重いリフのコントラストは割と中毒性がある。時と場合によっては聴くと疲れるが・・・
[★★★★☆]
47. k.s.m.2 ★★ (2005-02-08 23:44:00)
一枚ごとに色の変わるバンドでありながら夢劇(DTと書くとDARK TRANQUILLITYとややこしいので…)の個性を貫き続けた最後の作品であり、「希望」の側から美しさを描いた『I&W』に対して、「孤高」の側からの音世界を構築しきった名盤ではないでしょうか。
余談ですが、4,6はそれぞれ『AWAKE』と『I&W』の変造形が出来てしまい、5は(好きですが)『I&W』のおまけ2(1は『CHANGE~』)だったので、7で初めて、ケヴィン脱退後の道を見つけたと私見してます。
48. WILK ★★ (2005-04-10 10:49:00)
とっつきにくいが中毒性はDTの中で一番かな。
作りこまれた「I&W」よりはラフで重苦しい雰囲気もあるが、個人的にはこのドンヨリ感が好き(笑)
それにメロディだってしっかりしてるし。
聴きこんだ回数も最近「I&W」と比べても変わらないかもしれない。
これは間違いなく名盤ですよ。
49. kotora ★★ (2005-05-05 13:54:00)
だから、もはや、なんの違和感もない。
しかし、I&Wから入った人には、確かに聴きにくいだろう。
でもね、よく聴くと"Caught in A Web" "Innocence Faded" "Lifting Shadows off A Dream"を始め、さほど重く暗い曲が支配しているアルバムではない。中盤の組曲が聴きどころだろうが、随所に入る明るいフレーズから"重い"印象はない。個人的には"Space-dye Vest"が好きなんだが、これは確かに暗い(笑)
上でJamさんがおっしゃるように、
『「I&W」、アレってさ、結局は彼等にとっての突然変異的なもんであってさ、DTの代表作であるかのように考える事には無理があるよね、、、と今は素直にいえるのだが、当時は恐くていえなかった(爆)。』
というのは正解だと思う。
まぁ、とにかくI&WがDTの全てだ!という人の意見を聞きながら聴くと損をすると言うことで、何回も聴いてみてください。