ジャケットが好きです。 ベース・ギター型のBOSTON号がパイプ・オルガン型の宇宙船とランデヴーしているシーン。収録曲のThe Launchをヒントに創ったのかな?アルバムの内容は、ジャケットの奮因気そのままの内容であると思う。 それはさておき、本作には優れたバラードが多い。 前作のA Man I'II Never Beのようなみずみずしいバラード(Amanda、My Destination、To Be A Man、Hollyann)は、本作の要になっている。 これらの曲に挟まれてBOSTON調HRナンバー(We're Ready、Cool The Engines、I Think Like It、Can't Cha Say)が絶妙なバランスで配されている。 過去2作と比較しても遜色ないできに仕上がっている本作は、やはり80年代を代表する作品のひとつであると思う。
1st、2ndよりもエッジが薄れ(元々あまりないが)、そのぶん「Amanda」に代表されるような美しい曲が満載。 唯一前作までの面影を残しているのは「Cool The Engine」くらいかな? 収録時間が30分台ととても短いけど、中身は最近のメロディアスロックでは太刀打ちできないくらい充実してます。 旧A面も良いけど、旧B面(6~11)が特に好きで、「To Be A Man」「I Think I Like It」「Can'tcha Say / Still In Love」、そしてラストはブラッドの歌が素晴らしい「Hollyann」で締めくくる。 無人島に持っていくアルバム10枚選べといわれたら余裕で入ります。
約8年ぶりに発売された3rd。 前作から残っているメンバーはトム・ショルツ(G)とブラッド・デルプ(Vo)のみであるが、個人的にはこの2人がいれば満足。 ポップであるといえなくもないが、そのスペーシーで瑞々しいサウンドはあまりにも美しい。 冒頭の全米№1ソング「AMANDA」からしてメロディに哀愁が溢れまくりなのだが、続く「WE'RE READY」は、ヴォーカルと「カモン!」の叫びとバックに流れるギターの音色に思わずウットリさせられる名曲。 メロディに悲哀を感じさせる「MY DESTINATION」や「TO BE A MAN」、明るくハードな「COOL THE ENGINES」や「I THINK I LIKE IT」、ドラマティックで希望感のあるメロディの「CAN'TCHA SAY(YOU BELIEVE IN ME)」など、BOSTONの看板に偽りなしの名盤。 しかしトム・ショルツは本当に凄い。 技術だけで天才ともてはやされるプレイヤーとは格が違う。
叙情的でみずみずしいメロディが印象的な3作目。 大ヒットバラード「Amanda」からラストナンバー「Hollyann」までメロディの良さが際立ちます。途中に小曲やメドレーなどもはさみ、アルバムの統一感もBoston一。 おすすめは「I Think I Like It」。爽快なサウンドだけど哀愁を帯びている綺麗なアップテンポナンバー。何であんなに順位が下なんだろうなあ。
8年振りのWelcome back BOSTON! ただ Cool the Engines という曲に代表されるように、ロック的な熱気は希薄である。しかし日本で言うAORと割り切って改めて聴けば、極上のメロディと BOSTON の必殺技・オーバーダビングによる壮大なアレンジの虜になること間違いなし。このアルバムも当時、先に買っちゃったって言う女の子がいてね…、彼女は Can'tcha Say が一番のお気に入りだったかな。1986年、TOM SCHOLZは既に39歳。自分はもっともっと若造だったなぁ。未だ本作を吟味し切れていない。 追記:バブルに向かってイケイケムードの時代だったから大人しく聞こえただけだね。BOSTONの作品全体の中ではコレもやっぱり超名盤だ!