BALLS TO THE WALLでACCEPTのファンになって、HUNGRY YEARSで昔の曲を知って後からこのアルバム聞いた。BREAKERやBURNIN'は当然とってもかっこよいが、ほかの曲も良い。RESTLESS AND WILDやMETAL HEARTより好き。ちょっとKILLING MACHINEのころのJUDAS PRIESTに似てるかな。何で廃盤なの。BALLS TO THE WALLの次に好きな彼らのスタジオアルバム。
JUDAS PRIEST、IRON MAIDENといった正統ヘヴィ・メタルの後継者と謳われた独産HMバンドACCEPTの'82年発表の3rd(邦題は「戦慄の掟」)。 エンジニアには後にMOTLEY CRUEやDOKKEN等を手がけるマイケル・ワグナーを迎えている。 正にヘヴィ・メタルを歌うために生まれてきたかのようなウドの強烈無比なカミソリ・ヴォーカルや官能的なメロディを奏でるウルフのギターといったバンドの個性が本格的に発揮されたのもこのころから。 ウドのヒステリックなヴォーカルと魅惑的なツイン・リード・ギターが聴ける「STARLIGHT」、ツー・バス連打が凄まじいヘヴィ・メタルの超名曲「BREAKER」、突進力あるギター・リフとメロディアスなコーラス・ワークの「RUN IF YOU CAN」、ウドが情念に満ちた歌唱を聴かせるドラマティック・バラード「CAN'T STAND THE NIGHT」、迫力あるバック・コーラスと流麗なギター・ソロが圧巻の「SON OF A BITCH」、軽快なACCEPT流ロックン・ロール「BURNING」、ヘヴィなリズムの「FEELINGS」、明るくキャッチーな「MIDNIGHT HIGHWAY」、ウルフの奏でる泣きのギターが美しいピーターが歌うバラード「BREAKING UP AGAIN」、ウドの歌唱が迫力に満ちた「DOWN AND OUT」と、楽曲もすこぶる充実。 個人的には正統ヘヴィ・メタルの教科書のような本作こそがACCEPTの最高傑作。
このアルバムで初めて彼らを聴いたのだが、"STARLIGHT"でいきなりウドのボーカルに失笑したのを覚えている。 とは言え、B級臭さは否定出来ないものの、楽曲も演奏も素晴らしい好盤。 こんなに哀愁たっぷりにギンギンのハードロックができるバンドはなかなかいない。 "STARLIGHT"のギターソロや"BREAKER"のイントロのリフなんて本当にたまらない。 2本のフライングVをフィーチュアした裏ジャケットもカッコいい(表は...笑うしかないか。でもインパクトは十分)。 他には"RUN IF YOU CAN"も好きだが、なんと言っても"SON OF A BITCH"が最高かな。