この作品が出るまでの話題と言えば、やはり日系Gのジェイクはランディーローズと同等の実力を果たして持っているのだろうか?といった興味が先行していたように記憶している。 しかしその心配は“Bark At The Moon"が始まった途端に吹き飛んでいった。そう、ジェイクはジェイクであってランディーローズのクローンである必要などなかったのである。 もちろんジェイクがその後立ち上げたBADLANDSを聴くと、それでもかなりランディー的なプレーを意識しているなぁ、と感じるが、素直にその当時は別の良さを僕は受け止めていた。 “Center Of Eternity"なんかもいかにもOZZYらしいオカルトっぽい一曲で結構気に入っている。 ただ、時が経って聴き比べてみると、僕はやはりランディ時代の方がいい曲が多く感じる。 ちなみにジェイクはB誌の創刊号を確か飾っていたような記憶があるんで、それだけ注目されていたって事だろうな、やっぱり。
ランディの後任にバーニー・トーメ(ex IAN GILLAN BAND,TORME)やブラッド・ギルス(ex NIGHT RANGER)を起用したときには、ほんと驚いたね。ブラッド・ギルスの方はライヴ音源が一つ残っているけど、悪くないというより、見事にはまっていた感じである。 その次にOZZYが起用したのが、ジェイク・E・リー。 よくこんないいギタリストを発掘もしくは起用してくるなぁと感心させられたものだ。 しかも、ブラッド・ギルスとアームの使用をめぐっては正反対のタイプのギタリストであったから、驚きでもあった。 ジェイクの登場により、アーム無しのテクニカル・フレーズをみんなこぞって編み出したものだ。 話しを作品に戻すと、楽曲としても名曲BARK AT THE MOONをはじめ、今までにないキャッチーな曲が聞ける。新しい息吹を吹き込んでもらってサウンドが若返ったかのよう。GOOD!!
ランディー亡き後、当アルバムを買うのにやや抵抗があったような気がしたが 結局、興味本位?密かな期待を持って買った『Bark At The Moon』。 でも買った一番の理由はジャケットを初めて見た時、何も変わらぬ地獄の英雄が "阿鼻叫喚"とも言える悲しさにも似た戦慄の姿で写ってたからだろう。 結局、『Bark At The Moon』、『Rock `N' Roll Rebel』でのジェイク・E・リー の抜群のセンス、かっこよさに吼えさせられてしまった(笑)。 ハードコードの攻撃的な速弾きリフに加えて、ギラギラした低音ディストーションが どこか透き通るような綺麗で明るく歪んだ音に聞こえる。いわゆるLAメタル的に。 絶妙なピッキングハーモニクスやソロでの速弾き。ドラマティックである。 初期のダークなイメージを求めてるファンにとっては戸惑いもあったことだろう。 しかし『You're No Different』、『Waiting For Darkness』といった初期の物悲しい ダークな匂いがする楽曲もありで個人的には満足させられたけどね。
かず5150様,ビデオですと,先日書いたUSフェスティバル,DVDではROCK POP FESTIVAL (Dortmund 17 18 DEC 1983)を持っています。ただ,両方ともULTIMATE SIN発売前ですし, フェスティバルでので,他のバンドも入っていて,フルの映像ではありません。 ROCK POP FES.の方は,Carmine Appiceが叩いているのが珍しいです。他にも,両腕で ドラムを叩くRick Allenを拝聴することができます。この年代のHM/HRが好きであれば, どちらもお勧めです。
ジェイク期の2枚のアルバム、次作よりも本作のアルバムの方が聴いた回数が多い。 楽曲的にこっちの方が自分に合ってるような気がするなぁ。 空耳でおなじみの超名曲「BARK AT THE MOON 」、癒し系の名バラード「SO TIRED 」 キャッチーな隠れた名曲「SLOW DOWN 」すこぶるかっこいい「CENTRE OF ETERNITY 」 「ROCK 'N' ROLL REBEL」 など名曲だらけで一枚を通して聴ける充実ぶりです。 リフやソロにおいて独特のアイデア、工夫を凝らしたジェイクのギタープレーは 必聴です。オジーとジェイクのコンビで3枚くらいアルバム出してほしかったなぁ。 全HR/HMファンに是非聴いて欲しい超名盤ですね。
このアルバムでギターがJakeになっても、そんなに違和感が無かった。Jakeの色が出るのは次のアルバムでしょう。Randy Rhoadsへの思い入れが強いせいか、最初の2枚ほどは聞いてないけど、タイトルトラックやCenter of eternityなど名曲もあります。そして、何より(アルバムとは関係ないけど)Jakeのライブパフォーマンスのかっこよさったらありません。こんなにかっこよくギターを弾く人を他に見たことがありません。
ストリングスの効果的な導入やDONのkeyプレイにより、映像を浮かばせる曲が多いのがポイント。真夜中にLPのジャケットを見ながら聴くと雰囲気満点。Center Of Eternity, So Tired, Slow Down 等、名曲が多い。これがオジーの最高傑作と言う人も少なくない。 でも、やはり、天才JAKEも超天才RANDYには負けるな・・・ 最新のリマスター盤はKEYのパートが大幅にカットされるなど、結構いじられているらしい。このほとんど完璧な作品に手を加えるとは。呆れを通り越して怒りすら覚えた。
いいですね、ジェイク・E・リー。 リフもギターソロもかっこいいです。 アルバム全体としては、まったりとした曲はいまいちだけど、なかなかいい曲がそろってます。 ①"Bark At The Moon"・⑤"Centre Of Eternity"・⑧"Waiting For Darkness"なんて最高ですね。
名盤。ランディローズの1-2枚目と比べても大きく遜色無い。ランディの正式の後がまが日系アメリカ人ということで発売当初の84年、異常なほどに日本の音楽誌の注目度が高かったのを覚えている、そして現れたのが自信満々の貴公子然とした出で立ちと恐ろしいほどの長い睫毛を備え、ステージワークも抜群のJakeだった訳で、日本では大反響だったような。だいたい、オジーはこのときのオーディションでジョージリンチと彼を比べ、演奏は間違えたけれども見た目が抜群だったジェイクだったとか.その気持ちわかる。特にマネージャーでもあったシャロン奥様が大きな意見を持っていたことを考えると。Bark at the moonとCenter of eternityは名曲。ジェイクのギターはまだ発展途上のような音の細さが気になるが、ビジュアルでのインパクトは強烈であったはず.ジェイクの勇姿をその当時のビデオをみながらひたろう(ちなみに米国の雑誌で彼の近影を見たけど、容姿はくずれてぼろぼろ、相当オジーのバンドを離れてから苦労したんだろうなと思われる)。
他界したランディローズがQRとオジー、全世界のギターファン残した影響は大きく、世界を震撼させた1982年。 日系人ギタリスト、ジェイク・E・リーを後任に迎えた3作目のアルバム。 本作については何といっても冒頭を飾る切れ味鋭いギターリフと、メロディが有名な「Bark At The Moon」に尽き、 このカッコよさは「これぞHR/HMの真髄!」と形容するに相応しいもので、この曲があまりにカッコよすぎるがために他の曲の影が薄くなってしまっている感は否めない。 音の軽さがあり・・・難色を示すメタラーもいますが、 02年リマスターで大幅にKeyサウンドがカットされて(1部ギターも)、物議を醸した名作でもあります。
ランディ亡き後どうなるかと思っていた所に、歴史に残る名リフBark At The Moonで全てが吹き飛んだ。Centre of Eternityも名曲。 ランディ時代に比べ、確かに当時流行り始めたLAメタル寄りではあるが、根底に流れるイギリスの湿り気は他のLAメタルとは一線を画す。コンポーザーである歴代ギタリストが皆アメリカ人なのに不思議ではある。で、オジーもまたきちんとミュージシャンで、世界観を音にすることの出来る人なのだ、という当たり前のことに気付いて少々驚くのだ。(何かオジーって周囲がみんな決めてくれている所で歌っているだけ…みたいなイメージありません? 笑)
2. こ~いち ★★ (2000-01-23 05:00:00)
92点。
8. demmy ★★ (2001-10-24 15:29:00)
ギタリストがうんぬんとかアメリカン好きとかではなく楽曲が好みにあっているという点でこのアルバムが一番好きです。
12. ライキチ ★★ (2003-05-21 01:41:00)
13. HIGASHI ★★ (2003-07-06 22:29:00)
しかしその心配は“Bark At The Moon"が始まった途端に吹き飛んでいった。そう、ジェイクはジェイクであってランディーローズのクローンである必要などなかったのである。
もちろんジェイクがその後立ち上げたBADLANDSを聴くと、それでもかなりランディー的なプレーを意識しているなぁ、と感じるが、素直にその当時は別の良さを僕は受け止めていた。
“Center Of Eternity"なんかもいかにもOZZYらしいオカルトっぽい一曲で結構気に入っている。
ただ、時が経って聴き比べてみると、僕はやはりランディ時代の方がいい曲が多く感じる。
ちなみにジェイクはB誌の創刊号を確か飾っていたような記憶があるんで、それだけ注目されていたって事だろうな、やっぱり。
14. JOE吉田 ★★ (2003-07-23 23:00:00)
次の4枚目のアルバムではオジーは音楽的なイニチアシブをジェイクに委ねたため、完全なLAメタルになってしまいましたが、このアルバムではジェイクよりもベースのボブ.ディズリーのほうが曲作りへの関与度大きいようで、それがこのアルバムの仕上がりにいいように現れているように感じます。