ギーザーのアルバムでは 彼がリフの骨格をつくり、 ギターのペドロが完成させるというパターンが目立ちます。 トニー・アイオミとペドロのタイプが違うためか アルバムの曲はサバスのものとは全く違う音に聴こえます。 しかし、彼がオジーのツアーに参加したとき 「WAR PIGSもCHILDREN OF THE GRAVEもPARANOIDも 曲の大部分はギーザーが書いたんだ」 とオジーが言っていたように、彼は作曲面でのサバスのリーダーだった筈。 当然、トニー・アイオミともオジーとも違う元祖サバスの音を・・・ 古くからのサバスファンはそう期待したことでしょう。 私もそういった一人でした。 しかしこの曲づくりは・・・ これが本当にギーザーが一番やりたかった音楽なのか・・・ ギーザーのやりたかった音楽は'MASTER OF INSANITY'のような世界だと思っていただけに この2枚だけでは、どうもよくわからないというのが正直な感想です。 'FALLING OFF THE EDGE OF THE WORLD'のような、 うなりをあげるベースラインをもう一度聴きたいですね。