2004年、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにて結成されたポップ/ロックバンド。
変わった名前の由来には諸説あるが、イギリスのバンドThe Smithsの曲である「Panic」の一節を引用したものという説が一般的である。
多くのバンドが辿るデモテープの自主製作からライヴを行うという道を、結成当時メンバー全員高校生だった為に金銭的な面から辿らずに、インターネットを通じてFall Out Boyのベーシスト、Pete Wentzに自作曲を送るという賭けに出る。これは長い曲名、風刺に富む字余り気味な歌詞など、Ryan RossがFall Out Boyに少なからず影響を受けていた為である。 その後Pete Wentz本人がラスベガスまで赴き、彼が運営するレーベルDecaydance Records(DCD2 Records)からの第一弾アーティストとして契約することになる。
2005年9月27日に1stアルバム『A Fever You Can't Sweat Out』を発売。当時はエモを全面に押し出した音楽性で、その中からのシングル「I Write Sins Not Tragedies」が世界中で爆発的なヒットをし、アルバムも200万枚のセールスとなった。
2008年の2ndアルバム『Pretty. Odd.』では「Panic! at the Disco」より「!」を外したバンド名になり、1stとは全く路線の異なるThe Beatlesなどを彷彿させるポップ色の強い作風になり、賛否両論を巻き起こした。
2009年8月に、映画「Jennifer's Body」への挿入曲「New Perspective」のリリースを機に、名前を「Panic! at the Disco」に戻した。2011年の3rdアルバム『Vices & Virtues』ではエモ路線に回帰した。
2013年の4thアルバム『Too Weird to Live, Too Rare to Die!』では、エモ要素は薄れ、ダンスポップやシンセポップ、ヒップホップなどの要素も取り入れた意欲作になり、再び全米2位を記録。続く5thアルバム『Death of a Bachelor』では自身初の全米1位を記録した。発表に際し、ベーシストのDallon Weekesがツアーミュージシャンに籍を戻したことも明かされ、Dallon Weekes自身もツイッター上で「今後曲作りに参加することはない」と明言している。これにより、バンドにおける正式メンバーはBrendon Urieのみとなった。
ライヴではメンバーが1920年代調のクラシカルな衣装を着て、本物のサーカス団を交えたパフォーマンスを行ったり、バーレスクや見世物小屋の様な雰囲気のセットで観客を引き込ませるエンターテインメント性に満ちた作りになっている。また、ミュージック・ビデオもクラシカルやミュージカル形式であったりするものが多い。
Current members
Brendon Urie – lead vocals, guitar, piano, keyboards, synthesizer (2004–present); bass guitar (2004–2005, 2015–present); drums, percussion (2015–present)
Current touring musicians
Dallon Weekes – bass guitar, vocals, keyboards, synthesizer, guitar (2009–2010, 2015–present; full member 2010–2015)
Kenneth Harris – lead guitar, backing vocals (2013–present)
Dan Pawlovich – drums, percussion (2013–present)