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TIURIDA (2011年)
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TIURIDA
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解説 - TIURIDA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-03-31 11:38:49)

2011年発表の5th。

デス/ブラックベースのフォーク/ヴァイキングメタルの中でも、かなりバランスの良い作品なんじゃないかと思います。フォークメタル特有の民族的なクサメロや、アコギ、笛などのフォーキッシュな要素に加え、どこかブラック由来のダークさも漂っていて、土着的なムードが非常に強く感じられますね。KORPIKLAANIでは明る過ぎて邪悪さが足りず、ELUVEITIEではメタリック過ぎて土着性が足りず、かといってリアルにエスノセントリズム掲げてるようなカルトバンドに走るのも…と思っている、好みのうるさい貴方にも自信を持ってお勧め。

…と、無難なレビューを書いて終わらそうと思ったんですけど…もう一つ言わせてもらえれば、2曲目「…where his ravens fly…」がクサ名曲過ぎてヤバい!やったら耳に残るヴァイキング的なクサメロを、朴訥なクリーン声で何度も繰り返して歌う曲で、中毒性が半端なく高いです。アルバム全体を見ても、ブラックの苛烈さとヴァイキングの泣きメロが融合した3曲目、インストながら彼らの神話的情景が聴いてすぐ浮かぶような描写力が光る4曲目、濃厚なドラマ性を持つ6曲目など、どの曲もキャラが立っててクオリティの高いアルバムなんですが…やはりこの2曲目は頭一つ抜けて名曲だと思う。

際立った名曲もあり、メロディや情景描写のセンスも高く、この手のフォークメタルでもかなりお勧めできる作品。それにしても、このバンドって独りプロジェクトだったんですね…ここまでのものを独りで作り上げるなんて、正直ちょっと天才かも、と思いました。



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