過プロデュース感がある。息苦しさを聴いた後感じてしまう。息を抜くところがなく、最後の途切れたように終わるところまで息が抜けない感じ。なぜ、こんなにトータルコンセプトって難しいのだろう。しかし、それをやり抜いているメンバーには観念した。Queensrycheの「Operation:Mindcrime」ほどの臨場感は日本語ですら感じることは出来ないが、やはり、トータルコンセプトは難しさを感じると同時に、得のない手法としか思えないが、それに立ち向かっていく陰陽座にはミュージシャンシップが有り余っているからだろう。

「鬼子母神」って、Wikipediaにもあるが、既成の物語と捉えて良いのだろうか？

前作、前々作で陰陽座を聴くのを止めないでよかった。
そう思えるくらい、素直にこのアルバムは傑作だと感じる。

ここ最近、
特に魑魅魍魎や金剛九尾で感じたマンネリ感を見事に打破している。

全体を包む暗いムードは初期の暗さとはまた違った味わい。
音圧もあるため、ヘッドフォンで大音量で聴くのが良い。

小説を読んでいないので歌詞からしか物語は分からないが、
物語調の歌詞と陰陽座らしいバックの掛け声で内容は十分楽しめる。

コンセプトアルバムは概ねスルメ曲ばかりで
一回聴くだけでは良さが分からない、ということがあると思うが、
少なくとも私は一回目を流し聴きすることができなかった。

メロディやリフにフックを感じる箇所も多く、
その曲に乗った瞬火の歌声が心地いい。

初期Amorphisに和と漢臭さ、パワーメタルを混ぜて
今の機材で録音したらこんなカッコいいの出来ちゃった、みたいな印象。
いや、これは逆に分かりにくいかもしれん。

The best album of Onmyo-Za. Heavy, dark and with excellent songs.

それでなくとも、複数アカウントが横行している。このやり口は逆に足を引っ張るんですよ。B'zのページを見てこらん。同じ語り口のコメントばかりでしょう。お止めなさい。

最高傑作！