2003年6月17日、Death Do Us Partよりリリースされた1st EP。
Saosinは「As Hope Dies」というバンドのギタリストであったJustin ShekoskiとBeau Burchellの二名によって結成された。結成当初、彼等はバンド名を「The Gift」とする予定であったが、既に同名のバンドが存在していたために断念した。
彼らはMIDIのドラムを使用してデモを製作しており、この時から、彼等は正式なシンガーを探しており、Days Awayに所属していたKeith Goodwinにその旨を伝えた。そこで、彼はAnthony Greenを紹介する。早速彼らは二つのインストゥルメンタル曲を彼に送り、彼はそれらにヴォーカルを録音した。この2曲は「Translating the Name EP」に収録された"Seven Years"と"Translating the Name"である。そして確かな手応えを感じた2人はAnthony Greenをフィラデルフィアから呼び寄せ、四日間でEPのヴォーカルを録音した。
EPはネットを通じて話題になり、即座に人気に火が点いた。この余波からバンドは1度もライヴを行っていないにもかかわらず多数のレコード会社からのオファーを受ける。
しかし、シンガーであるAnthony GreenはEPをリリースした後にバンドを脱退してしまう。この時のAnthony Greenはとても強いホームシックにかかっており、家族が恋しいと漏らすようになっていた。彼は自分が脱退することで”バンドにシンガーがいなくなる”という厳しい状況に追い込んでしまうことを申し訳なく感じていたが、「これ以上ここにいたらおかしくなってしまいそうなんだ」と言って脱退した。