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A Matter of Trust / The Bridge / BILLY JOEL (MK-OVERDRIVE)
Some Other Time / I Robot / THE ALAN PARSONS PROJECT (デルモンテ古呉)
Tokyo / Bloody Tourists / 10CC (MK-OVERDRIVE)
Run Away / Ten out of 10 (us Version) / 10CC (MK-OVERDRIVE)
I'm Mandy Fly Me / How Dare You! / 10CC (MK-OVERDRIVE)
Art for Arts Sake / How Dare You! / 10CC (MK-OVERDRIVE)
Dreadlock Holiday / Bloody Tourists / 10CC (MK-OVERDRIVE)
The Things We Do for Love / Deceptive Bends / 10CC (MK-OVERDRIVE)
Donna / 10cc / 10CC (MK-OVERDRIVE)
I'm Not in Love / The Original Soundtrack / 10CC (MK-OVERDRIVE)
No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I'll Be the One / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Thief / Over the Edge / MICKEY THOMAS (火薬バカ一代)
Loving You / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Mean Mean Jemima / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Friends Are Hard to Find / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Over the Edge / MICKEY THOMAS (火薬バカ一代)
Get down / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
We're for the Dark / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Believe Me / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Watford John / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
It Had to Be / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Blodwyn / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Without You / Our Kind of Soul / DARYL HALL & JOHN OATES (MK-OVERDRIVE)
Without You / Music Box / MARIAH CAREY (MK-OVERDRIVE)
Midnight Caller / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
Love Me Do / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I Don't Mind / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I Can't Take It / No Dice / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
I Can't Believe In / Head First / BADFINGER (MK-OVERDRIVE)
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A Matter of Trust / The Bridge / BILLY JOEL  →YouTubeで試聴
1986年表題10thアルバムから2つ目、通算40thシングルで全米チャート10位に入ったギターオリエントのシンプルなミディアムスローナンバー。アルバムからして前作"An Innocent Man"から次作"Storm Front"への過渡期=文字通り架け橋とビリー自身が振り返っている通り、この曲も結婚し父親になったビリーが"信用""信頼"という真面目なテーマについて饒舌に語る内容となっています。曲のカッコよさと併せて歌詞もじっくりお楽しみあれ。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-12-20 22:11:59)

Some Other Time / I Robot / THE ALAN PARSONS PROJECT  →YouTubeで試聴
繊細なイントロ、ヴォーカルパートを経てダイナミックな展開。もう少し長くても良かったのになぁ
デルモンテ古呉 ★★★ (2024-10-12 16:34:53)

Tokyo / Bloody Tourists / 10CC  →YouTubeで試聴
10CCが分裂して2作目となる"ブラディ・ツーリスト"を"トロピカル・ラヴ"から聴き進めてB面に行くと3曲目に気になるタイトルが。ERIC STEWARTの単独作で曲調こそ全然日本的ではないものの、歌詞は日本てんこ盛りで微笑ましいと言うか典型的なガイジンさんの日本に対するイメージの羅列ですね。また大人しい中にもどことなくエリックが来日時に感じたであろう東京のパワーみたいなものが聴き取れます。シングルとしてはB面にすらカットされずアルバム収録曲に留まりました。"こういうのもありますよ"程度に考えて頂けば。
MK-OVERDRIVE ★★ (2024-08-17 01:47:22)

Run Away / Ten out of 10 (us Version) / 10CC  →YouTubeで試聴
8thアルバム"ミステリー・ホテル"はまず1981年に英国でのみリリース、翌'82年に4曲も差し替えて米国でリリースされました。その差し替え曲のうちANDREW GOLDと共作した"The Power of Love"、この曲、"We've Heard It All Before"の3曲がシングルです。折しも10CCデビュー10周年、当初の偏屈ポップバンドと言われた作風はすっかり影を潜め(日本で言う)AORに変貌を遂ましたが、結果は全英でも50位止まり。時代にそぐわなかったからという評もありますがそんな筈はなく当時はAOR全盛、むしろAOR路線を行く10CCなんて"らしくない"からというのが多分的確な原因でしょう。イントロで"I'm Not in Love"を彷彿させるコーラスも入り、バンド名を伏せて聴いてみれば極上のラヴソングですよ。そして当時は英米両ヴァージョンが存在した本アルバム、
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-16 02:06:46)

I'm Mandy Fly Me / How Dare You! / 10CC  →YouTubeで試聴
1976年3月リリースの12thシングルでERIC、GRAHAM、KEVIN・3人の共作です。いきなり2nd"Sheet Music"収録の"Clockwork Creep"がイントロ代わりに流れるところからして一筋縄ではいかない予感。案の定飛行機に乗ってからは完全に空想の世界が展開します。どうやらERICが実際飛行機に乗る時に見た"Cyndi Fly Me"というポスターがヒントになってこんなにドラマティックな曲が出来たとか。さて本作を最後にKEVINはLOLと共にバンドを去るため4人体制では最後のヒット曲となります。まぁヒットと言っても複雑な曲はアメリカ受けが悪いのか全英6位に対し全米では60位止まりでした。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-15 01:57:31)

Art for Arts Sake / How Dare You! / 10CC  →YouTubeで試聴
4人体制で最後となる1976年1月の4thアルバム"びっくり電話"に先立つシングルとして'75年11月にリリースされた"芸術こそ我が命"です。"I'm Not in Love"と同じくERIC STEWARTとGRAHAM GOULDMANの共作ですが、全体にプログレ色が一層濃厚でミステリアスなイントロからハードポップ、更にドラマティックな展開に至る構成はまさに芸術。対して歌詞はカネと女の亡者が主人公という現実的な生々しいものとなっています。全英5位、全米では83位という結果も納得ですね。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-14 01:19:21)

Dreadlock Holiday / Bloody Tourists / 10CC  →YouTubeで試聴
そうそうカリビアン調のゴキゲンなこの曲も聞き覚えありました。1978年7月リリースの10CC流レゲエナンバー"トロピカル・ラヴ"です。歌詞は"嫌よ嫌よも好きのうち"みたいなもんでしょうか。反動形成ってやつですね、どこまで捻くれりゃ気が済むんでしょう。正式メンバー2人だけになりながらサポートメンバーでやり繰りしていたERICとGRAHAMの共作。結果は全英1位、全米44位と事実上10CC最後の大ヒットでした。相変わらずの酷暑に見舞われる中、思い出してしまった以上ゆく夏を惜しむBGMはコレで決まりですね。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-13 00:44:39)

The Things We Do for Love / Deceptive Bends / 10CC  →YouTubeで試聴
恐らく私の中では初めてそして唯一リアルタイムで記憶にある10CCの曲がコレ。適度にポップなのがお気に入りで10CC一番の名曲と思います。1977年5月リリースの5thアルバム"愛ゆえに"に先行して'76年12月にリリースされ全英6位、全米5位まで上がる大ヒットを記録した13thシングル"愛ゆえに"と邦題に関してはジョークと言うより適当。本作から正式メンバーはかの"I'm Not in Love"を作曲したERIC STEWARTとGRAHAM GOULDMANの2人だけになり、人気は維持しながらもヒットという点では失速へ向かう中で最後の快挙でした。アルバムの原題は"トリッキーに曲がった人を欺く道"とでも言いましょうか、その先行シングルもどこか引っ掛かりと一捻りある内容となっています。好きな人、好きな物事のためには無駄なことまでしてそれでも満足、実際あるあるですね。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-12 01:43:07)

Donna / 10cc / 10CC  →YouTubeで試聴
1972年9月リリースの10CC・1stシングルです。いきなり"Oh! Darling"をファルセットで始めたかのようなジョーク炸裂。パクリじゃなくてパロディ、ここが重要ですから間違えないで。ファルセットからしてテープを早回ししただけのフェイクですと。じゃぁこのスタジオライヴ風PVは何なんじゃ? 4人全員が"優れた"ソングライターである10CCのこと、この曲もギター・LOL CREMEとドラムス・KEVIN GODLEYの共作で全英では2位まで上がる大ヒットとなりました。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-11 01:55:09)

I'm Not in Love / The Original Soundtrack / 10CC  →YouTubeで試聴
1975年5月リリース、本国全英1位、全米でも2位を記録した10thシングル。パッと聞き爽やかな印象あれどよくよく聴き進めれば624人分に増幅されたというコーラスの合間に語りと言うか呟きが入るなどかなり不気味な曲です。そっちの効果で涼しくなれるという意味では夏向きですかね? ヒネクレか反語もしくは反動形成とも取れるタイトルや歌詞は、変人と言われることもあるらしい作曲者のERIC STEWARTが自分の妻に"愛してると繰り返し言ったって何の意味もない"と言ったことが発端だとか。洋楽でもブリティッシュは後回しだった私のこと、リアルタイムで聞いたかもしれませんが認識したのはかなり後でした。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-31 01:57:18)

No Dice / BADFINGER
時は1990年代前半、CDの登場からまだ10年程で新品/中古問わずCDショップ巡りが盛んだった頃、ふと(B)-BADFINGERの所で目にした鎖帷子みたいな素材のビキニを着てこちらを指差す妖しい女性のジャケット。それまでも見覚えはあったが当時の私はJ-POPの方が楽しく洋楽から離れていまして、BADFINGERにしても"Come And Get It""Day after Day""Know One Knows"、アルバムはピート亡き後トムとジョーイで再始動の"Airwaves"しか認識していなかったため見事にスルー。その後いつの間にか買って手許にある当時の輸入盤を聴きながらのレビューです。1970年11月リリース、BADFINGERに改名してからは2nd、IVEYSから通算すれば3rdとなる本作の売れ行きはと言うと、USチャートで最高28位となるも本国UKではランキング外。折しもBEA
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-18 01:19:11)

I'll Be the One / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
"No Dice"1992年版CDのボートラ5曲目、トラック#17にしてエンディングテューンは新加入のジョーイを含む4人の共作となるカントリーロックまたはソフトロックです。シンプルなメロディの繰り返しは突き詰める余地がありますが、仄々としたコーラス、ハーモニーはバッドフィンガーならではのもの。聴いているこちらからビートルズの後継はYou'll be the oneだ!とエールを送りたくなる、1970年当時未収録だったのが惜しまれるナンバーです。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-17 02:00:32)

Thief / Over the Edge / MICKEY THOMAS  →YouTubeで試聴
爽やかさと哀愁、親しみ易さとロックのエッジが
バランスよく同居したメロディアスHRナンバー。
往年の歌唱力は保持しつつ、適度に枯れ感も漂わす
ミッキー・トーマスのVoも曲調にマッチしていますよ。
火薬バカ一代 ★★★ (2024-07-17 00:19:36)

Loving You / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
'92年版CDのボートラ4曲目即ちトラック#16はドラマーのMIKE GIBBINS作、BADFINGERらしいパワーバラードです。もちろんMINNIE RIPERTONにより'75年にヒットした"Lovin' You"とは類似名の異曲であり無関係。JOEYが書いた前2曲に比べればメロディアスでギターが前面に出ているにも係わらず何かピントがぼやけた感じですね。マイクもいい曲書きますがこれは惜しくも敢闘賞といったところですかな。
MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-16 00:35:25)

Mean Mean Jemima / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
"No Dice"1992年版CDのボートラ3曲目であるトラック#15も前曲に続いてジョーイの曲です。IVEYS時代からBADFINGER本来の音楽は基本的にポップスでしたが、ジョーイ加入によってだいぶロック寄りに舵が切られました。そういった功績は大きいものの彼の作品が全て優秀かというと否でして、この曲も焦点が定まらず可もなく不可もなくといったところ。ギターオリエントなのは当然と言うことで辛口評価です。
MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-13 01:23:42)

Friends Are Hard to Find / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
ボーナストラック2曲目であるトラック#14はJOEY MOLLAND単独の作品です。ジョーイがBADFINGER加入前に作ってあった曲を持ち込んだものかもしれません。ギタリストらしくギターが踊ってますが他は悪くはないという程度ですね。ピート、トム、マイクという友を得たからにはもう必要ないという訳で当時は外されたのでしょう、多分。
MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-12 00:50:23)

Over the Edge / MICKEY THOMAS
改名分離とドラスティックな音楽性の変化を繰り返しつつ活躍したJEFERSON STASHIPが、先頃久々に新作を発表したというニュースを耳にして思い出したのが、80年代以降長らく同バンドのフロントマンを務めたミッキー・トーマス(今回の再結成には不参加)が、'05年にOVER THE EDGE Featuring Mickey Thomas名義でリリースしたこのソロ・アルバムのこと。
仕切りはFRONTIERS RECORDSで、プロデューサーはファブリッツオ・V・グロッシー、共作者としてNIGHT RANGERのジャック・ブレイズ、JOURNEYのニール・ショーンとジョナサン・ケイン、SHERIFのフレディ・カーシらが名を連ねている本作で聴けるのは、関わっている面子からも容易に想像がつく通りのハイクオリティなメロディアスHR。
ただ、サイケデリック・ロックからAOR/産業ロッ
火薬バカ一代 ★★★ (2024-07-11 23:14:32)

Get down / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
BADFINGER名義での2ndである本作が発表されたのが1970年。時代は下って1992年再発版CDにはボートラが5曲プラスされました。そのトップを切るトラック#13はメンバー4人の共作によるワイルドなロックンロールです。イメージとしてはBADFINGERらしさからちょいと外れて兄貴分のBEATLESよりもROLLING STONESという気がしますが、たまにはこういうのもアリですね。前作がほとんど映画音楽と前々作からのキャリーオーバーなのに対しようやく本領発揮し始めたBADFINGER、"大人しく"してなんかいられませんわな。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-11 02:05:24)

We're for the Dark / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
リリース当時の"No Dice"最後を締めくくるのはやはりピート作の壮大なバラードです。イントロから全体にアコースティクな曲調、これは…"Eight Days A Week"? いや違いますね、あの曲よりは落ち着いた"お互い足りない所を補完し合おう"みたいなラヴソングとなっています。ストリングスが加わり静かでいながらドラマティックに。だが最終的に向かう所はタイトルの通りで何かバンドの行く末を予感させますね。それも今だから言えることなのであって、ここはまず曲自体をそしてピートの才能をじっくり再評価しましょう。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-08 00:36:51)

Believe Me / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
TOM EVANSが単独で作った美しいバラードです。Aメロの一瞬だけ兄貴分バンドの"Oh! Darling"なのはご愛嬌、それ以外は安定のBADFINGERらしい雰囲気ムンムン、聴いている方も安心感を覚えます。歌詞はちょっと捻ったラヴソングかな? 何せ本作の2年前あの"Maybe Tomorrow"を作った人ですからね、熱いボーカルも切なく甘いヴォーカルも自由自在。PETE HAMと並びBADFINGERの双璧を成し、PETE亡き後もJOEYとバンド継続を試みたこの人のポテンシャルは相当高いのですよ。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-07 00:47:51)

Watford John / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
本作時点での新メンバー・ジョーイを含む4人の合作名義になっている、シャッフル調のロックンロールないしブギ―です。ひたすら明るく楽しい曲調ですが、歌詞はわかりやすいけど英国特有のヒネリが感じられます。そりゃまタイトルからして歌詞には入っていないけど英国の地名ですから。見方によってはBADFINGERの代表曲とまでは言わずとも注目すべき重要な曲かと。私的にはエルヴィスの"Don't Be Cruel"に影響されイーグルスの"Heartache Tonight"に影響を与えた? どうでしょうね。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-06 02:47:18)

It Had to Be / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
BADFINGER名義での2ndアルバム、リリース当時で言うとB面3曲目でドラムスのMIKE GIBBINSがいい仕事をしています。失礼とは思っていてもドラマーには豪快で大雑把というイメージを抱いてしまいますが、ここでは短めながらもしみじみとしたアダルトなバラードを作ってくれていて意外な発見でした。バッキングの盤石なサウンドと相まってちゃんといつものイメージ通りバッドフィンガーの曲として成立し、且つ他の3人と異なったマイクの独自性が良いアクセントになっていますね。もうちょっと引き伸ばしてほしかった気もしますがひとまず高評価をポチッと。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-05 01:42:33)

Blodwyn / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
本作リリース当時のB面1曲目はピート作のカントリー風で、音像だけ聞くとのんびりしてネアカな佳曲です。R&Bからカントリーまで貪欲に吸収するUKアーティスト全般に見られる引き出しの多さを実感できます。ただ歌詞がですね、"My life may not be long"はズバリ重大な出来事の予言みたいだし、"Say You'll take from me what I will give to you"なんてまるで搾取してくださいと言ってるようなもの。尤も当然ピート自身当時はそんなつもりではなく過ぎたから言えることでしょう、それにしても…。
MK-OVERDRIVE ★★ (2024-07-04 01:31:40)

Without You / Our Kind of Soul / DARYL HALL & JOHN OATES  →YouTubeで試聴
1981年の"Private Eyes"を筆頭にあの頃あれほど聴きまくったホール&オーツも'80年代半ば以降はとんとご無沙汰。私はそんなスタンスでしたが彼らの活動は続き2004年、カバー曲主体の本作でこの曲を採り上げていました。いや、もう素晴らしいの一言に尽きます。オリジナルは寂しげなUKパワーポップバラード、大ヒットしたのはUSアーティストによるスケールアップしたカバーヴァージョン、それも'70年代と'90年代の2回も。さてこのホール&オーツのヴァージョンもシングルで出たようですがヒットはしていません。しかし彼らも完全に自分達のレパートリーへとアレンジして見事な"ブルー・アイド・ソウル"と化しています。名曲はこうやって時には形を変えながらも歌い継がれ聴き継がれ後世に伝えられていくんですね。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-03 01:38:58)

Without You / Music Box / MARIAH CAREY  →YouTubeで試聴
本サイト内でいくら検索しても見付からなかったのは、非HM/HRで且つ誰もコメントしていなかったためなんですね。バッドフィンガーがオリジナルでニルソンによるカバーの大ヒットにより知られるようになったこの曲を、マライアは1993年8月リリースの本作でカバー。そして翌1994年1月ニルソンの他界直後"Hero"に続く13thシングルとしてリリースされ、全米チャートで3位止まりの一方全英では初の1位を4週連続キープする快挙。当然マライアもニルソンヴァージョンに準じたアレンジながら、そこは優れたシンガーのこと完全に自分のモノにして歌っていますね。ニルソンへの追悼シングルに留まらない名カバーであり好カバーであります。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-07-02 01:36:22)

Midnight Caller / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
実は案外好きな人が多そうな隠れ名曲? 私も最近BADFINGERに再注目するようになって知った、甘いメロディが素晴らしいピート作の美しいバラードです。不安げに揺れるピアノのイントロに続く歌メロがストレートながらも胸を打ちます。どうやらピートがドラマーのマイクから聞いた不幸な実話を基に作った曲らしく、特に最後のNobody's gonna help you nowなんて歌詞がもう絶望的ですね。既出の通りBOB DYLANと並び称せられる早世のフォークシンガーTIM HARDINが2年後にカバーしています。Without YouをHARRY NILSSONがカバーした件といい、BADFINGERの曲はシンガー&ソングライターさえもオリジナルそっちのけでカバーしたくなるほど魅力的だということでしょう。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-29 01:11:27)

Love Me Do / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
お聞きの通りBEATLESのとは同名異曲です。もしかして弟分が兄貴分のデビュー曲を騙ったタイトル詐欺じゃない?と思ったらジョーイの単独犯だったので、曲が出来たタイミングが加入前なら偶然、加入後ならば完全に狙ってただろうからより悪質? いやそんなに物騒な話に持っていかなくとも彼なりのジョークということで。曲自体はキャッチーで悪くないので、見方によってはイケメンなジョーイはプレーボーイだなと適当にあしらって納得しましょう。
MK-OVERDRIVE ★★ (2024-06-28 01:18:19)

I Don't Mind / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
新加入のジョーイが早速オリジナルメンバーのトムと合作したバラード曲です。始まりは静かですがサビに向かって盛り上がり、ピアノ主体の伴奏がヴォーカルを引き立てています。そのヴォーカルも歌詞に同調して全体に気怠い雰囲気ですが、サビの瞬間に聴かせる高揚感にハッとします。坦々としているようでドラマティックという不思議な空気感が何とも言えませんね。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-27 02:10:03)

I Can't Take It / No Dice / BADFINGER  →YouTubeで試聴
IVEYSから通算3rd、BADFINGERとしては2ndアルバムのオープニングはピート作の明朗快活なロックンロールテューンです。ピートのヴォーカルがBEATLESのポールっぽくもありますが、本作から加入したジョーイのギターと全体に厚みのある音像で聴き応え充分。この1曲だけでリスナーに"受け入れ"られる要素が存分に伝わってきますね。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-26 01:23:28)

I Can't Believe In / Head First / BADFINGER  →YouTubeで試聴
デモ音源盤の終わり近くに収められたPETEの作品です。いつの時点で書かれた曲か定かではありませんが"降って湧いたような噂"とあるので遅蒔きながらようやくあの男の悪事に気付いた頃でしょう。ややもするとTOMからズバリ真実を教えられた直後かもしれません、もしもそうならまさにPETEの辞世の句と言えます。confessorやらdepressorやらネガティヴなワードからも絶望感が滲み出ています。改めて…合掌。
MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-06-25 00:55:10)

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