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西洋クラシック/現代音楽
JEAN SIBELIUS
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解説
交響曲第3番ハ長調OP.52 / SYMPHONIES (うにぶ)
交響曲第4番イ短調OP.63 / SYMPHONIES (うにぶ)
ヴァイオリン協奏曲ニ短調OP.47 / ORCHESTRAL WORKS (N男)
交響曲第4番イ短調OP.63 / SYMPHONIES (N男)
交響曲第5番変ホ長調OP.82 / SYMPHONIES (N男)
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交響曲第3番ハ長調OP.52 / SYMPHONIES →YouTubeで試聴
シベリウスは交響曲第2番が好きで好きで、そればかり集めて聴いていたのですが、改めてこの3番に向き合ってみると、これほど哀切なメロディが味わえる交響曲もそうそうありません。
特に第2楽章がお気に入り。どっぷりひたってしまいます。ブラームスの4番の第1楽章やドヴォルザークの8番の第3楽章と同じくらい好きです。
うにぶ ★★★ (2012-07-02 22:31:18)
交響曲第4番イ短調OP.63 / SYMPHONIES →YouTubeで試聴
シベリウスの交響曲はベルグルンド/ヘルシンキ・フィルの全集でそろえたのですが、1~3番が魅力的なメロディにあふれた名曲なのに対し、この4番のとっつきにくさといったら相当なもので、辟易しました。
何か森の中で迷い、彷徨っているような音楽。晦渋・難解な作品と評されるのも納得です。
つきあいにくいのでとりあえず年寄りになるまでとっておこうかなと思っていたのですが、自分が道に迷っているような時、悩みにつかまっている時に聴くと、なかなか心にしみわたる音楽なのだと気づきました。
心がひねくれていて分かりやすい主題も聴きたくない。穏やかで安らぐ音楽にも苛立つ。かといってうるさいのも癇に障る。そんな時に聴きたい静謐な緊張感に満ちた音楽。
……とまあ、ベルグルンドの指揮では思ったのですが、カラヤンで聴いたら全然別物で、鬱蒼としたおそろしい森ではなく美しい木立に囲まれた景勝地でした。
うにぶ ★★ (2012-07-02 22:19:42)
ヴァイオリン協奏曲ニ短調OP.47 / ORCHESTRAL WORKS →YouTubeで試聴
プロでも弾くのが難しいといわれる超絶難曲。
テクニックのひけらかしにならず、むしろ曲のずば抜けた充実振りが目立つのは流石。
第1楽章は歴代のヴァイオリン協奏曲の中でも屈指の名曲。
最後の追い込むようなクライマックスがやばい。
N男 ★★★ (2011-06-12 16:02:06)
交響曲第4番イ短調OP.63 / SYMPHONIES →YouTubeで試聴
何と深く、瞑想的な音楽だろう。
第1楽章にいたっては主題は旋律というよりもはや動機や音型と言って良い類のものだ。
これだけのシンプルな材料でここまで緊張感のある音楽を生み出せるのは奇跡に近い。
第3楽章に至っては、主題が全体の1/3に至るまで提示されないという奥深さ。
このため息が出ます。
まさに、無駄な音が1つとしてない音楽だ。
N男 ★★★ (2011-06-12 15:57:04)
交響曲第5番変ホ長調OP.82 / SYMPHONIES →YouTubeで試聴
一般的によく演奏される2番と同様、田園を感じさせる交響曲である。
第1楽章とスケルツォの融合が巧み。
壮大な第1主題の再現からスケルツォに何気なく移行するあたりが好き。
次々と性格を変えるのに全く違和感を感じないのは、成熟した作曲家が何度も書き直して決定稿を出したためだろう。
特に感動的なのが、第3楽章の第2主題、メロディがツボ。
もはや宇宙すら感じさせる壮大ぶり。
N男 ★★★ (2011-06-12 15:44:46)
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