この曲を聴け!
NIRVANA
てらぴん ★★ (2003-10-21 07:32:00)
Nirvanaについていろいろな意見があるんですね・・・。僕もひとこと。
Smells like ~の発表時から聴いています。彼らの登場は言葉にならないくらい衝撃的でした。
彼らが90年代の音楽シーンの方向性が決め、80年代のアメリカンハードロックの時代を葬り去った、といっても過言ではないと思います。
その意味において、その後の90年代の音楽(メロコア・パンク)はとうとう彼らを超えることができなかった、と僕は思っています。
アメリカンハードロックが大好きだった僕にとっては、「Nevermind」は憎たらしく、でも心惹かれるアルバムでした。
彼らのことが気になったのは「Unplugged」を聴いてからです。とくに僕の好きなDavid Bowieのカバーをやってたし・・・。
よい音楽かどうかというのは、ロックの古典になりうるか、ということだと思います(もちろんなにが「よい」かは人それぞれですが)。
音だけでも精神性だけでもなく、その両方を備えたバンドだけが、時の経過というフィルターのふるいわけに対しても生き残っていく。
例えば、The Doors(late 60s)、Sex Pistols(late 70s)は、まったく斬新な音楽で当時の米・英の若者をとりこにしました。
残念にも僕は彼らと時を同じくしていないので、その精神性を実感できませんが、今になって聴いてみて、良質なロックだなぁ、と思います。
単にJim Morrisonが死んでしまったからとか、Pistolsは反体制だったからという理由で、それがそのままいい(好きな)音楽だという評価にはつながらないと思います。
うまくいえませんでしたが、Nirvanaの「Nevermind」は、こういう意味で、ロックの古典になるに値する名盤だと思います。
これからも思い出したように聴き続けると思います。
最後にBananasさんの「ウダウダ歌ってるだけにしか思えない」という発言。
たしかにKurt自身も(わかっていて・あるいは・わからないまま)ウダウダ歌っていたのかもしれませんね(笑)。
Kurtはウダウダ歌っていたかもしれない、そして死を選んだ、それだけのことだと思います(I mean, that is that. So what?)。
僕は、Kurtというロックシンガーと同じ時代を過ごすことができてよかった、そしてしつこいけれど、Nirvanaの「Nevermind」は、ロックの古典になるに値する名盤だと思っています。
→同意