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METALLICA
ヤング・ラジオ ★★ (2004-02-08 00:23:00)
僕は昨年のベスト・アルバムに、メタリカとドリーム・シアターとアイアン・メイデンを選んだ。この3作品には、「自分らしさを徹底的に貫いた」という一つの共通点がある。時代や時流をものの見事に無視し、セールスなんてどうでもいいと開き直り、ファンがどう思おうと関係なく自分達がやりたいようにやるという、強い信念のもとに、この3作品は完成されている。方法論は微妙に異なるが、その意欲や意気込みは他のバンドの追随を全く許していない。理屈ではない世界が、そこに展開しているのである......。
僕は、こういった作品をずっと待っていたのである。特にメタリカの場合は、今のアメリカのロック界でモダン・ロック勢と、対等もしくはそれ以上に戦える唯一のHR/HMバンドである。バック・ナンバーは今でも好調に売れている。その影響力が、小さいわけがない。だからメタリカには、今後もシーンを引っ張っていってもらわないといけないのである。「セイント・アンガー」は、ある意味原点に戻った作品である。この作品が好きでも嫌いでも、別に構わない。でも、この熱さだけは聞いた全ての人に伝わっていると、僕は確信している。

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