この曲を聴け! 

Train of Thought / DREAM THEATER
赤紫の航海士 ★★ (2005-02-21 23:37:00)
前作における踏襲は歌詞だけと判断。SIX DEGREESで表現してきた部分における可能性の追求は、ひとまず休息を告げたと言っていいでしょう。そんな彼らが次に意識したのは何か?それはライブだと思います。
このアルバムこそ、ライブでの演奏を見なければ評価できない。他のアルバムがそうでないわけでは決してないのですが、このアルバムの曲はライブに特化している。DT以外の数多くのバンド、特にへヴィメタルバンドは、きっと彼らがライブで表現したかったものを常に心がけながらライブをやっているのだと思う。そして彼らの影響を受けたメタリカなどの大物アーティストへの敬意だろう。
アルバムだけを聴く、アルバムを聴いてライブにいく、このギャップが一番激しいのがこの作品だと思う。彼らが単にCDというその場の完成度に拘ったスタジオミュージシャンではない、という意思表示を感じる。このアルバムがIWとMP2の次に高評価を受けているのも、彼らがライブバンドであることの証明であろう。もしこれを聴くのが初めての人がいたら、必ずライブを見に行くべきでしょう。
最後に、ラストの曲を聴く限り、自作も期待できる。
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