この曲を聴け! 

Train of Thought / DREAM THEATER
C3 ★★ (2003-11-15 22:47:00)
「新作はとてつもなくヘヴィ」とのラブリエ氏の言葉通り、本当にヘヴィで想像以上だったのには驚きました。“まずヘヴィネス"の私の要望に十分応えてくれました。んーー嬉しい。
ヘヴィでダーク、テクニカル、そしてギターがヴェリーファスト(笑)。これは速い!!ペトルーシさん速いです。速弾きギタリストを目指している全国のギターキッズの皆さん。ニューヒーローが誕生しました。“天才速弾きギタリストペトルーシ師匠"の登場です。どうぞーー!!とにかくピロロロ、ピロロロと山から転げ落ちるように弾きまくりで、その速弾きにルーデス氏が便乗。あっちでピロロロ、こっちでピロロロともう何が何だかわけわからないくらい壮絶なバトルが繰り広げられています。ほとんど全曲ですよっ!その凄まじい勢いに圧倒され、のけぞった体が元に戻りません。いやーー本当に凄いです(大汗)。目立つのは驚愕のギターとキーボードの速弾きの絶妙なコンビネーション。ベース、ドラムスは言うまでもなく素晴らしいテクニカルプレーの連続です。このリズム隊の威力は世界最強です。
全7曲を聴いて、正直言って最初のうちはヘヴィな音に圧倒されるばかりで、スーッと右耳から左耳へと抜けていき、いまいち掴み所がないような気がしました。ヘヴィ過ぎて歌メロが弱く思えたのかもしれません。しかし6回目を聴き終えた頃に、体の中に一つ一つの音が吸収されていくような不思議な感覚がしたのです。「こ、これは・・・」と胸が高鳴り、私は虜となっていました(笑)。もうドップリです、はぁ~~。
実は聴きまくり用の“予備"として輸入盤も購入しました(笑)。個人的には音が反響して、より重厚でヘヴィに(私には)聞こえる日本盤の方が好きです。強弱もはっきりしています。でも輸入盤のタイトな音も捨てがたいですねぇ。ラブリエ氏の声がクリアに聞こえるような気もするし。そして何と!輸入盤には珍しくブックレットの紙がツルツルしていて日本盤より立派に見えます(笑)。んーーどちらを“保存用"にすべきか迷っています。2枚買ってしまうなんて初めてのこと。私にとってはそこまでして買う価値のある大傑作アルバムです。とうとう「I&W」を超えました。

→同意