この曲を聴け! 

Up From the Ashes / DON DOKKEN
kanyuuu ★★ (2003-07-26 20:23:00)
DOKKEN解散後、ジョンノーラムらと結成した、当時スーパーバンドと評されたバンドの一作限りのアルバム。
ファンが持っているドンドッケンのイメージどおりの湿り気を帯びたメロディアスなハードロックを体現してるのですが、
魅力、完成度、個性、アイディアにおいてDOKKEN時代と決定的に何かが劣っているように思います。
一つはギターリフの響きに繊細さが無い。このギターリフの響きというのは個人的にDOKKENというバンドの持ってる最も重要な魅力の一つだと思ってるんです。
ジョージリンチのつま弾く繊細な表情のリフが、曲の印象を決定づける大きな魅力となって完成度を高めている。
その点ジョージの参加していないこのバンド、アルバムは「何か違う」」という印象はぬぐえません。
違うバンドだから当然ジョージがいないのは分かるし、DOKKENとはまた違う魅力的な個性を表現すれば文句は無いのですが、
やはり完成度や説得力、アイディアにおいて決定的に完成度が劣っていると思います。曲の「表情」が伝わってきません。
やっぱりドンの個性を最大限生かし、曲の完成度を高めるにはジョージリンチの個性は不可欠だとこのアルバムを聴いて改めて感じました。
。。。とはいえ方向性は凄く好きなので、もう数作聴いてみたかった気もします。

→同意