この曲を聴け!
Unmasked / KISS
190 ★★ (2005-01-09 20:00:00)
実はかなりのエンターテイメント作!
キーボード等、効果的なサウンド演出で、聴く側をあきさせません。・・・なかなか面白いぞ!
メイク時代のキッスのアルバムは、それぞれコンセプトがしっかりと確立されていて、実に個性豊かな独特のサウンドで私達を魅了してくれてました。
「このアルバムはポップだからダメ」なんて事は全くなく、こういうアルバムもあって全然良いのだ。
・・・毎回毎回繰り出される『アルバム』の「良さ」「楽しさ」ってのはそこにある。
柔軟な考え方、そして柔軟な耳を持って聴けば、みな良い作品なのです。
よく「4作目までが本当のクイーンだ。」とか「本物のエアロスミスは初期の頃だ。」とか「メタリカが大人しくなっちゃった。」とか「メガデスがメロディアスになった。ポップになった。遅くなった。」などという意見を耳にする・・・。まぁ、人間それぞれ好みや考え方も違うのだから、いろんな声があっていいと思う。
そんな事はどうでもいい。実際自分もそれに似たような拘り意見もしてるし・・・
ただ、どうしようもなく小さくて狭い視野で物事を判断したくはない。かな?・・・
キッスにもポップな作品があってもいいし、キーボードを使用してもいいし、ディスコソングがあっても全然いい。
「らしさ」というものは消えたりはしません!
・・・楽器の生音が全く無くなって・・打ち込みのみになってロックじゃなくなった!・・PC音のみのパラパラみたいな音楽になちゃった!・・って言うんなら話は別だが、変わったと言っても、どれもかわいい程度のものなんだよね。
時代に遅れる事無く、上手くそれに乗って、自分達のカラーを崩さずに、自分達の音楽を守りつつ新しいものを取り入れて、新しい事にトライして、ニューアルバムを作る・・・。さすが『アーティスト』だね! ・・・凡人には出来ません。
例えば、アルバムが10作ある中で、その10作全部同じもんばかりだったら、面白くも何ともない。・・・そのバンドの基本となる一番大事な部分を残しつつ、少しずつ変えて行く・・・。
芯を崩さず、基本を守って、新しいものを取り入れていくから生き続けて行けるのだ!
・・・ってちょっと話がそれちゃったか?・・・なにワケの分からん事うだうだ言ってんだか・・・(笑)
と言う事で、この作品も「キッス節」です。コレはコレで楽しめますよ!
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