この曲を聴け! 

Live in Leipzig / MAYHEM
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2004-07-09 22:28:00)
伝説のヴォーカリスト(と何かに書いてあった)DEADの声が聴けるライブ盤。これを買った当初、あまりの音の悪さに「ああ、間違った買い物しちゃった…」と嘆いて、封印しかけていたんですが時間を置いてから聴いてみたらかなりの名盤に思えました。

まず、慣れると音の悪さが気にならないです。
というのも、リフがひしゃげってたりドラムの音がしょぼしょぼだったり、取っ付き辛い音ではありますが、音の分離が悪く何を演奏しているのか分からなかったり録音レベルが大幅に狂ったりといった事は無く、芯の部分がしっかりしているので、慣れればプリミティブ好きでなくても十分鑑賞に耐え得る音だと思います。

DEADのヴォーカルなんですが、MARDUKのLEGIONを髣髴とさせるような(でも彼ほどねちっこくはないです)がなり系ですが、その特徴は何と言っても厭世的な感じがすることだと思います。「自殺した」という予備知識があるからかもしれませんが、なんだか物凄く悲痛な感じがします…

このヴォーカルと極悪な音質が相まって、更に曲が邪悪な物になっています。特にFuneral fogやPagan fearsなんかはアルバム版よりもこっちの方が気に入りました。アルバム版は心地良い邪悪さに酔える感じですが、こっちは酔うどころかその狂性に圧倒される感じです。寝る時に聴いてたら本当に怖くなってきてしまったほどです(笑)

これはブラック、もしくはMAYHEMというバンドののファンなら買いのアルバムですね!!

→同意