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Babylon / TEN
失恋船長 ★★ (2008-11-04 19:54:00)
TENは元々借用フレーズの多いバンドでそれらを上手く組み込み新しいものとして提供してくれるアレンジセンスと叙情的なメロディが魅力のバンドだと思っている、先人達のから受けた影響を隠す事無く取り入れ自らの作品へと昇華し伝えているだけで個人的には目くじらを立てる問題ではないと思うが今作は確かにその部分が目立つも魔女狩りみたいに糾弾されるほど醜いとは思わない。まぁ日本の権威である商業誌を敵に回して売れるわけがなく過小評価されているアルバムだと思う。アルバムの流れで中盤で聴けた疾走ナンバーがパープルのBURNすぎて外されたというのが残念なくらい曲順が良いくヨーロッパでは売れたのもうなずける。前作の凄みからは一歩下がるが甘いAOR調の音作りではないロック然としたサウンドはカッコイイし深みを増したゲイリーの歌声に痺れます、個人的には煮え切らない歌メロも英国的で好きですね。今作はコンセプトアルバムと言うことでSE等も入っているが邪魔にならずにスッキリと聴かせてくれるのも好印象。正統派のHM/HRファンは毛嫌いせずに自分の耳で確かめる価値のある作品だと思いますよ個人的にはパクリで糾弾される部分よりも良さがうわまる好盤です。時代の流れにのり自らのルーツや音楽性を捨てHM/HRの本質を見失う方がよっぽど問題だ!焼きまわしと言われようが僕はこのアルバムを支持します。

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