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To the Power of Ten / PRAYING MANTIS
cozy_ima ★★ (2008-04-19 07:04:00)
私の趣味からいくと、PRAYING MANTISの音楽性は微妙なところにある。
この前の作品は、巷では非常に評価が高く、メロハーの超名盤と
言われている。
しかし、私にとっては、いまいちである。
ベタベタしすぎて、女々しいからだ。
この作品も、当然その流れを汲むものであるが、そこにゲイリーバーデンが
加わることで、男っぽさ、というか、タフさ、骨太さが感じられる。
私にとって、その要素は重要である。
要所要所に、アメリカンハードロックに通じるようなタフさが、
強調されていて、非常に印象度の高い作品に仕上がっている。
そういうドライな中に、MANTIS特有の哀愁メロディが溢れる、という
聴き方をすると、これは本当に名盤と言える作品だと思う。
メロディは全曲優れている。さすがである。

私のように、マンティスはベタベタしすぎて嫌いだ、という
リスナーも、シェンカー・ゲイリーコンビのMSGが復活したこの機会に
ぜひ本作を聴いて欲しい。
ゲイリーバーデン参画の作品に駄作なし。これは紛れもない事実である。
MSG,STATETROOPER,PRAYING MANTIS,SILVER,復活STATETROOPER、
そして自身のソロ作、と。
あらためて高く評価したい男だ。

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