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Skyscraper / DAVID LEE ROTH
kotora ★★ (2003-11-02 21:38:00)
VAN HALENの初代ヴォーカリストという肩書きは必要なのかどうなのか、ダイアモンド・デイヴの89年の大ヒット作。
ハチャメチャなヴィデオクリップが懐かしい"Just Like Paradise"、ちょっとベタで下世話なヴィデオクリップが懐かしい"Stand Up"等が収録で御機嫌なアルバムだが(クリップばっかりかよ!)、難としては、いささか"EAT 'EM AND SMILE"よりもよりヴァイ色が強まっている感じがする。いわく、ギターで参加しているスティーヴ・ヴァイが副プロデューサーとしてもクレジットされているのが気になるのである。ヴァイは職人的で超人的なギターを弾くひとで、エモーションよりは計算された美しさを演出するきらいがある。本作でもその傾向は伺える。彼のソロヒット作"Passion And Warfare"やWHITESNAKEの"Slip of the Tongue"でのプレイがその概要を物語る。ギターもすぐ彼とわかる特徴的なもので、はたして、ベースのビリーシーンがそれほど目立っていない上で(このあと脱退)、デイヴのアルバムでここまでやる必要があるのか?と疑問が出てくる。
とはいえ、ヴァイもそれほどきらいではない僕は、それなりに楽しめたりする、ソロのデイブが輝いていた頃の今んところ最後の作品だね。
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