この曲を聴け! 

Elements, Part 1 / STRATOVARIUS
さいたまの仙人 ★★ (2006-10-04 23:07:00)
#1はもう素晴らしすぎるメロスピ曲。ただ、単体で聴いてメタルの世界に引きずり込んでくれた名曲ではあるが、上記の通りシングル曲の性質を持っていることは否めず(その成果は分からないが)、#2で全く勢いは殺される。#3は小ティモの爆裂ハイトーンが見せるシンフォニアスな疾走曲だが、#4もかなりのスローテンポであり勢いは死ぬ。#5はハロウィン臭さを漂わせながらもよく練られた疾走曲であるのだが、#6の少年聖歌隊の美声がまた勢いを殺ぐ。#7で絶品の疾走インストを見舞ってくれるものの、#8は本格的に超大作と化したシンフォニックメタルであり、#9ではセラピーのような、#10で深遠の世界を見せてくれる。
何やら否定的なことを書いたが、これもストラトを愛するが故である(爆)。楽曲は粒揃いながらこの扱い、要するに曲順が悪いのだ。それも尋常ではない。元々日本向けの(??)バンドだったせいか、BUR○N!に扱き下ろされて宗旨替えして付加した(と思われる)プログレッシヴな要素は正直イマイチである。このバンドはプログレなんて似合いません。それでなくてももうちょっとこの相殺みたいな曲順だけは尾を引かないようにして欲しい。
ディレクのジャケットは秀逸である。大ティモのオールバックはえらい事になっている。大体が現時点でラウリ・ポッラーがヴィジュアル担当である時点で見てくれはもう知れたものなのだから(個人的には小ティモのブーメランパンツはストライクゾーンだが)、もうトルキがでかいからどうだの言うのは愚かな事だ(苦笑)。

→同意