この曲を聴け! 

Nothing / MESHUGGAH
k.s.m.2 ★★ (2007-11-23 02:58:00)
このバンドがおかしいのはいつものことなので。
アートワークが綺麗ですねぇ。始めから買うことは決めていたのですが、ジャケ買いの色彩まで加わってしまいました。ただ、歌詞が書いてない(日本盤だと、ライナーがある付属ブックレットに刷られている)のは、難と言えば難。
重い。遅い。複雑。
3rd『Chaosphere』の曲では「Neurotica」「The Exquisite Machinery of Torture」に近いでしょうか。
楽器をやっているから巧ければ聴く、という人以外にどう薦めていいのか、とうとう分からない作品を作ってしまいました。あーあ。

それにしても、ライナーの中で、曲名はおろか曲の長さまでも間違って書かれているのはどうなのか。対訳が見事に間違っている場合(多いですよね)と同じく、こうした付属の文が価格に計上されているなら、是非とも返してもらいたいものです。

追記:青(『Re-Nothing』とdiskには書いてある)買いました。
大分音が変わりました。ゾリゾリとした、もう見事に巨大な機械の印象。
vo.にもザラザラとしたエフェクトがかかり、MESHUGGAH史上最も無機的になったアルバム、
というべきか。
テンポが遅くなった(体感では「Stengah」からして顕著)効果もあり、リフの切れ目一発一発が
殺傷力のあるボディブローに変化。
これは重いメタルを好む人にも薦められる出来になりましたね。「有機的・内省的」な
原版(オレンジの)と、機械的・叙述的な青版。両方を聴く価値だって生まれた、と思う。
それから、オフィシャルで歌詞が載ったのも有難い。

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