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Whoracle / IN FLAMES
mokusatu ★★ (2006-07-22 02:56:00)
97年発表の3rdアルバム。
このアルバムを聴いた時は、ここまでメジャー感を纏えるバンドだとは思っておらず、本当に驚いた。デス・メタルは「地下音楽などではない」事を決定的に示したアルバムの1つだと思う。
本質的な部分は前作と変わらないのだが、伝統的ヘヴィ・メタルに接近して「無闇な疾駆感」や「メロディに頼り過ぎ」などのマイナー・メタル臭がかなり抜けていながらも、メロディック・デスというカテゴリに収まる絶妙なバランスはSENTENCEDの「AMOK」と同位置(雰囲気は全く違いますけど)。
メロディにも何ら衰えがない、と軽く言えるが、このバンドほど哀愁を求めて裏切らないバンドはない。唐突な終わり方は改善、曲調・アレンジのバリエーションも増え(このバンドがDEPECHE MODEのカバーやるなどと誰が予想出来たのか)、楽曲配置も文句なし。
メロディック・デスの決定盤の1つであり、逆に、メロディック・デス隆盛期の終焉でもあった事は次作以降で判明する。
このアルバムを最後に、メロディ感覚の片翼を担っていたGlenn(G.)が脱退。
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