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Rock City / RIOT / RIOT
火薬バカ一代 ★★ (2009-08-31 22:34:00)
疾走感溢れる曲調、哀愁のメロディ、そしてエモーショナル且つドラマティックなツインGという、
RIOTというバンドの魅力がギュッと凝縮された名曲中の名曲にして、HR/HMファン永遠のアンセム“WARRIOR"を
収録した'78年発表の1stアルバム。(『怒りの廃墟』って邦題の意味はよう分からんが)
傑作『THUNDERSTEEL』でRIOTファンとなり、遡って本作を購入したクチなので、初めて聴いた時は
(ライブに欠かせないバンドの代表曲③⑥を収録しつつも)、本編に詰め込まれたその余りに飾り気のない、
シンプルなロックンロール・サウンドに思わず拍子抜けしてしまったわけだが、とは言え、ガイ・スペランザの
パッショネイトなVoによって歌われる楽曲は、NY出身バンドならではの硬質感と乾いた哀愁をそこはかとなく漂わせ、
「如何にもアメリカン」といった感じの能天気なノリは薄い。その筆頭が前述の名曲②であり、また、後半の
「オーバードライブ」っぷりがイカス④、爽やかな曲調と、ガイの伸びやかな歌唱がマッチした⑧といった優れた楽曲の数々。
今では『NIGHTBREAKER』以降、無理めのパワー・メタル路線を突き進んだ時期の作品よりも、遥かに愛聴している1枚。

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