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Explorer Suite / NEW ENGLAND
殺戮の聖典 ★★ (2007-07-20 23:21:00)
レコード会社をElectraに移籍後の'80年に発表された幻の名盤との呼び声も高い2nd(邦題は「果てしなき冒険」)。
プロデュースはQUEEN等のエンジニアを手掛けたマイク・ストーンとジョン・ファノン(Vo,G)自身が担当。
バンドの特徴とも言える透明感のある哀愁メロディは本作においても健在で、天を翔るかのごとき極上メロディを有する「LIVIN'IN THE EIGHTIES」や重厚なコーラスが美しくキャッチーな「CONVERSATION」は、ポップでありつつも決して売れ線とはならない珠玉の名曲。
透明感あるメロディが美しくドラマティックなタイトル曲「EXPLORER SUITE」は本作のハイ・ライト・チューンであるし、終盤のキーボードとギターのプレイが圧巻の「HOPE」も素晴らしい。
その他、アルバムの冒頭を飾るスペーシーな「HONEY MONEY」、きらびやかなキーボード・リフの「IT'S NEVER TOO LATE」、クラシカルなサウンドの疾走チューン「SEAL IT WITH A KISS」、ポップな中にも哀愁を感じさせる「HEY YOU'RE ON THE RUN」、メロディに温かみのあるバラード「NO PLACE TO GO」、ギターのハーモニーが絶品の「SEARCHIN'」、透き通るような美しさの「YOU'LL BE BORN AGAIN」と、捨て曲は一切見あたらない。
幻想的なアート・ワークも秀逸。

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