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Crazy World / SCORPIONS
フライングV ★★ (2004-06-09 16:49:00)
スコーピオンズの90年代の新たな幕開けを感じさせた『傑作』。
当時、前作でスコーピオンズらしいヘヴィーロックが無くなりつつあると勘違いしてた。
また比べてはマズイがハロウィンやエクストリーム、スキッド・ロウ、ミスター・ビッグ
といった若手が勢いをつけはじめ、オジーもザックを迎えヘヴィロックを盛上げていた最中、
完全に復活しのろしを上げたアルバムがこの『CRAZY WORLD』である。
過去の名曲の匂いもするし、さらに重低音リフを上手く活かしてるし、フックが効いたリフ、
名曲バラードありと90年代の名盤間違いなしである。
新しい幕開けを予感させるゆったりとしたイントロのギターから軽快なロック調と変わり、
相変わらずのルドルフのダウンオンリーカッティングがかっこいい『Tease Me Please Me』。
過去の名曲のメロディーを感じさせ、得意のツインギターが絡み合ったイントロリフ、ドラマティック
な盛り上りをみせる『Don't Believe Her』。
お節介な説明不要な(笑)皆さんご存知の名曲『Wind Of Change』。
スコーピオンズらしい軽快で親しみやすいメロディーの『Lust Or Love』。
破壊的で狂おしさを醸し出しているルドルフのギターから不気味なチョーキングのイントロ、
ハイスピードチューンでライブで本領発揮する『Hit BetweenThe Eyes』。
重低音リフと泣きのハーモニクスチョーキングがかっこいいイントロ、クラウスの超高音ボイス
と低音リフでヘヴィーな出来の『Crazy World』。
エンディングに相応しい得意の切なく、悲しい涙もののバラード『Send Me An Angel 』。
やはり若手には負けないと自負できるかっこいいアルバムには間違いなかった。
※他の名盤のようにリマスター盤が発売されることを願います(笑)

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