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No World Order / GAMMA RAY
メタラァ ★★ (2004-10-16 09:58:00)
いまや格闘技番組には欠かせない(笑)壮大でクワイアたっぷりのイントロダクション1,InductonからGAMMA RAYの刻印をしっかり押された2,Dethrone Tyrannyの流れにファンは狂喜するでしょう。
しかし、それ以降は『不変の魅力』を求めるファンには多少「あれ?」という感もなくはないだろう楽曲・流れが待っている。
歌メロこそ"ジャーマン"なのだが、リフがいかにも英国からの影響が大きく見て取れる。故に疾走感という点では物足りなさを感じる人もいるかも知れない。ちなみにパクリパクリと言われているけど、俺はあんまプリーストのCDを持ってないのでパクッてるのかどうかわかりません(笑)。ただ、プリーストっぽいリフが沢山出てくるのは確か。それに、過去のGAMMA RAYにあったような歌メロも発見。「EAGLE」と「SOMEWHERE OUT IN SPACE」のそれぞれのサビの頭が音程違うだけで全く同じメロディだ。これは人によっては逆に"良い点"かも(笑)。
まぁ、楽曲の良さという点では個人的には過去のものよりちょっと劣るなぁ、とも思うけどそれでも十分良いし、サウンド・プロダクションは過去最高でなかなかの硬質感。カイのヴォーカルも上手いです。声は相変わらず"好き"にはなれないんだけど、ここまで歌えてりゃ全く問題ありません。
悪くないアルバムではあるけど、ちょっと"影響"の見せ方が直接的過ぎるかも知れない。でも、それが音楽としての質そのものに影響してるとは思わないから、ファンなら手を出しても楽しめるんじゃなかろうか?と思う。
個人的にはもっとヘニユの曲に頑張って欲しかったけど、AVANTASIAとかで忙しかったのかな?もっとヘニユの曲を聴きたいです!
オマケ:5,NEW WORLD ORDEDのイントロの70年代っぽいリフはカボチャの『桃色の泡~』収録の「ヘヴィメタ・ハム太郎」に似てる。(さぁて、なんでしょう/笑)ま、まさかカイはここに来て"彼"のをパクりを……。(笑)

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