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今週のアルバム10選
失恋船長 (2024-10-28 05:57:59)
『ヘヴィメタルが聴きたい㉜』
①IRON MAIDEN - IRON MAIDEN
古典中の古典
ヘヴィメタルの幕開けを記念するような一枚
チープな音質は如何ともしがたいのだが
そんな事はお構いなしのパワーが漲っている
性急なビートはハードコアパンクスから
そしてハリスが敬愛するプログレバンドからの影響も取り込み
ドラマティックな展開で魅了する
初めて聴いた時の衝撃は忘れられない
一発で気に入った
1stの面白さはデニス・ストラットンが持ち込んだハーモニーを多用した
Phantom of the Operaがあることだろう
②Joshua – Surrender
ジョシュア・ペラヒアの魅力をギュッと詰め込んだ1st
メロディの質が向上されバンドサウンドも強化
リードギターのみならず楽曲重視の姿勢を打ち出すことで
バランスが良くなりアンサンブルの向上も音楽性の質をあげている
安定感のある歌声と多彩なメロディックメタルを揃えることで
名盤へと仕上げてくれた
ジョシュア・ペラヒアとしてシーンへの攻勢を整えたが
シンガーが脱退
次のアルバムは時流に合わせ軟弱になり一気に人気が失速する
③ANTHEM - IMMORTAL
不死身のメタルサウンド
大人げないをテーマにしたドがつくメタルを
洗練された技術で作り上げた名盤
流石はANTHEMと言わしめる傑作であろう
老夫婦と言えば良いのかキスする男女のジャケットが不評だと言われるが
個人的にはアルバムタイトルに即した実にスタイリッシュなものであり
その芸術性に共感しかない
でも関係者は反対したろうなぁ
メタルバンドらしくないってか?
だから時代遅れの音楽と揶揄される
④SAMSON - Before The Storm
巨漢のシンガーニッキー・ムーアによる一発目のアルバム
ブルースはメイデンに強奪されたが
新シンガーのブルージーな味わいはバンドサウンドにフィット
英国謹製の湿り気のあるサウンドとホワイトブルースはよく似合う
堅実な歌声は地味さに拍車を掛けているが
サムソンはNWOBHMムーブメントの中では地味音楽性のバンドだったよ
覆面ドラマーという突拍子もないキャラがいたけどね
Test Of Timeのメロディックメタルも悪くない
⑤GRAND SLAM - RHYTHMIC NOISE
44Magnum時代から作曲能力が高かった吉川らが中心となり結成されたスーパーロックグループ
ドラマーはメイクアップの豊川
ギターはプレゼンスの白田
そしてシンガーはリアクションの加藤ときている
夭折した天才ギタリスト白田一秀のリードギター然とした華やかなプレイ
いいオカズと叩くドラマーとベースの組み合わせも上々
勢いとアメリカンな壮快感を織り交ぜた楽曲は
ヴィジュアル系世代にも刺さる音楽性を披露してくれた
→同意