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今日の10曲
失恋船長 (2024-10-22 22:04:51)
『さよならリアルアイアンマン ポール・ディアノ』10選
①Warhorse - Here Comes The Night
良い意味で生々しい歌声を聴かせてくれたポール・ディアノ待望のバンド活動開始
車椅子生活だがそんな事はお構いなし
衰えたが枯れ具合が絶妙
ヤサグレパワーヴォイスに魅了される
もっと出来るさという声もあるけど
ワタクシはリアルな現状を届けてくれた今作の生っぽい歌が好きだ
ドラマ性のある楽曲とシンプルな歌メロもマッチしている
②Battlezone - The Land God Gave to Caine
7分を越える大作ナンバー
メイデンとはまではいかないが
ポールの朗々とした歌声は楽曲のレベルを上げている
流石である
③Dianno - Flaming Heart
軽やかなキーボードで幕開けにひっくり返りました
哀メロハードポップソングを歌うポール
売れ線サウンドを狙いすましていますが
ポールのヤサグレパワーヴォイスが顔を随所に覗かせます
隠せないよ
あの個性はさ
今では聴けない貴重な音楽性
今回の機にポール・ディアノ関連の作品は全て再発するべきだ
これもポール・ディアノの歌である
コレも聴けである
④Gogmagog - I Will Be There
頼むぜポール
ラス・バラードの曲を歌っている場合じゃないよ
ベースはニール・マーレイ
ドラムはクライブ・バー
ギターの一人はヤニック・ガーズです
メイデンマニアにはたまらんラインナップ
ポップでキャッチーな曲でも
押しの強いポール・ディアノの歌声は健在です
彼は意外とポップスもイケるんですよね
イラン・ギランもその口だったよねぇ
皮肉だなぁ
そのギランに一番憧れているのはブルース・ディッキンソンである
⑤Killers - Impaler
やはりポールには疾走ナンバーが似合いますよね
この曲はメロディアスで以外とポールはこういう曲をやっていない
ゴリゴリのメタルサウンドに配合された聴きやすいミックスとアレンジ
なんか中途半端な形なのだが
ポールの兵隊ヤクザな歌声が全てを持っていく
ギターソロも強引に取ってつけたように入ってくるのだが
そういう見づらさがプロレスのバトルロワイヤルのように感じれられたのならば
この曲は楽しいぞ
⑥English Steel - She Goes Down
90年代に乱発されたリー・ハート関連の作品
デニス・ストラットンとポール・ディアノという組み合わせも沢山あった
ナイジェル・グロックラー
ドン・エイリー
ニール・マーレイとおなじみの顔ぶれである
こういうミドルをポールは器用に歌っている
アイアンメイデンだけがポールではない
今作も再発するべきだ
AOR調のハードサウンドプロジェクトで活躍するポールも悪くないぞ
⑦The Worlds First Iron Man - Show Some Emotion
これアラスカの名バラードですよ
オリジナルの繊細な歌声とピアノの音色
そしてギターで泣かせる名曲ですよ
それをポールが歌うんですか?
聴く前はふざけるなよ
でしたが最後はポール・ディアノの世界に持っていきました
自堕落な私生活のせいで落ちぶれたポール
その哀愁が滲み出ている
そしてポップなアルバムで再起を賭けた男の凄みを感じさせる
オリジナルは勿論素晴らしいが
ヤサグレパワーヴォイスヴァージョンも悪くないぞ
あとリー・ハートはFASTWAYで歌っていたなぁ
どっちが先なんだ
たしかジョン・スローマンヴァージョンもあるはずである
ワシはアラスカが大好きだったんだぞ
⑧Paul Di' Anno & Dennis Stratton - Lucky To Lose
これもあちこちで擦られていますね
日本のアニメ映画になるのかな?
敵は海賊という作品のサントラ
米持孝秋率いるエアパビリオンのアルバムでもあるのだが
参加メンバーがリー・ハート関連でややこやしい
そのアルバムでも披露されたが
ここではポール・ディアノが歌っている
一時期デニス・ストラットンとポール・ディアノの共演が多かった
軽快なハードナンバーに押しの強いポール・ディアノの歌声
このミスマッチ感がたまらん
素顔はカワイイ乙女だったダンプ松本みたいである
⑨Airforce - Sniper
ディリアン・アルナウドフとデュエットしているポール・ディアノ
こういう形も悪くないですよ
AIRFORCE自体がマイナーなバンドなのでポール・ディアノのゲスト参加も知られていませんが
こういうシリアルなミドルにポールの荒々しい歌声は殺伐をした荒涼感を醸し出し
ヒリつかせる
⑩Praying Mantis & Paul Di'Anno - Cheated
プレイングマンティストポール・ディアノによる夢の共演と銘打たれたライブ
今思えば大嘘だよなぁ
NWOBHMの残党組を連れて企画を成立させたメディアの力技と影響力に驚かされる
ポール・ディアノがマンティスの曲を歌うとはね
まぁミスマッチですがこの時はメイデンの曲をカヴァーするポールは新鮮だった
だから合間にこの曲が出てきて灰汁を薄めてくれた
ちなみにライオンハートのHot Tonightも歌っていますけど
あっちは似合わなさすぎ
ポール・ディアノに密着したドキュメンタリー映画が完成した。彼の半生を知る機会だと喜んでいた。今年に入り新しい仲間とアルバムもリリースした。羽賀研二級のスキャンダラスな人生。昔の栄光を擦り倒す中期から後年の彼、詐欺まがいの悪い噂、公的年金の不正受給と、全然いい話を聴かなかった。なによりバンド活動も、ままならずよく分からないアルバムを乱発。名義もごちゃごちゃしていて、最後まで元アイアンメイデンのままだった。それだけにポールの素顔を知りたいと思う。映画の公開&配信がたのしみだっただけに、今回の訃報は残念です。
色んな意味でリアルアイアンまんだった男。彼のパンチの効いたシャウトはメタル史に残るシンガーである事に変わりは無い。晩節を汚そうとも、最後のバンド、Warhorseは悪くなかった。無念。無理してでも、東海地方で行われたライブに行くべきだった。ポールの生歌聴いたことなかったもんなぁ。
ワシャけっこうポール関連の音源は抑えているほうなんだけどねぇ。口惜しや。
→同意