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今週のアルバム10選
失恋船長 (2024-09-23 01:09:54)
『ヘヴィメタルが聴きたい㉚』後編
①HELLEN - Talon Of King
今なお伝説のグループとしてマニアから愛されている国産様式美バンド
レーベルが倒産したのでもはや再発は不可能だろう
本当に残念でならない
配信もないだろうしね
元々マスターテープがダメで再発された時はアナログ盤の板起こしだった
それでもマニアを歓喜させた強烈な一枚
愛すべき叙情派ハードサウンド
ジャンルを超越したドラマとクサメロがある
②Alcatrazz - No Parole From Rock'n'roll
彗星の如く現れたニュースター
イングヴェイ・マルムスティーンだが
その不遜な態度が一部のインタビュアーから嫌われ
テクニックのひけらかし無感情ととんでもない批評をされることになる
あのギターサウンドとテクニックを前になにを言っているんだと
全否定の全却下ですが一部の信者は乗っかりましたよね
このアルバムリリースの思い出ですが引き下がれない大人を見て笑いました
グラハムのパワーヴォイスとジミー・ウォルドーのキーボードはエレガントで
聴きやすさを演出してくれた
あのキーボードなくして初期アルカトラスサウンドは成し得なかったろう
イングヴェイも我が出過ぎでないので良かったのよ
③Onslaught - Killing Peace
極悪なスラッシュメタルが返ってきた
サイ・キーラーの復活もアグレッシブさに拍車を掛けている
単なる過去の焼き回しではない現代的なアグレッションを意識したサウンドメイク
プロデューサーの手腕も見逃せないが
元来あったスタイルを研磨して発展させた事に尽きる
強烈な声が戻ったのが大きいのだろう
④Angel Witch - Frontal Assault
世間一般的には評価の低いアルバム
個人的には専任シンガーのデイブ・タットムの湿り気のある歌声
なにより暗黒英国様式美スタイルが貫かれており
NWOBHMファイターとしての意地を猛烈に感じる
レコード会社の要望があろうと出自は変えられない
今聴いても個性的なサウンドであろう
エコーの掛ったサウンドメイクが逆に嘘くささを倍増させている
根明にはなれないバンドだよ
⑤Uriah Heep – Innocent Victim
遂にここまでポップでライトな作風に変貌するとは
驚きでしたが英国バンドとしての音作りを上手く落とし込んでいる
このアルバムが爽快でありながらもパワフルな印象を強く与えるのは
ジョン・ロートンの歌声に尽きる
前任者のオヤジ声ではここまで洗練されたイメージを与えられない
なにより圧倒的な声の持つパワー
そのクリアーでありながらも他者を寄せ付けない力技にただただ唸る
ジョン・ロートンの歌声あっての名盤
現役を退く決意をしたバンドだが
若い人にも知って欲しい過去の名作だ
地味な曲もジョンが歌えばワンランク上に聞こえる
これが凄い
ちなみにこのジョン・ロートンも加入時にチョイと叩かれましたけどね
でもすぐに撤回されました
そりゃそうだろうよ
比較対象にならんのよ
→同意