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Cc-rock / CC-ROCK
火薬バカ一代 ★★★ (2024-09-03 01:05:32)
ピーター・ルンディン(G)とアンシ・アラタロ(G)を中心に結成されたスウェーデンのメロディアスHRプロジェクト、CC-ROCKが自主制作でレコーディングを行い、'07年に発表した6曲入りデビューEP。
個人的には、名盤『REPLAY』(’04年)1枚のみを残して消息を絶ったT’BELLのコンビ、パトリック・ティベル(Vo、Key)とロジャー・リュングレン(G)がプロデュースのみならず、曲作りに歌に演奏にと全面バックアップしている点に興味を惹かれて購入した作品であり、キャッチーなコーラス・ワークをフィーチュアして爽快に幕が上がるOPナンバー①を皮切りに、聴こえてくる音が完全にT’BELLと同一のメロハー路線だった時にゃ「期待通り!」と思わずニッコリでしたよ。
勿論完全にそのまんまなんてことはなく、例えばKeyの運用法等のアレンジ面において若干プログレ・ハード風味も感じられたT’BELLに対して、こちらはアップテンポで駆け抜けていく②⑤⑥辺りに顕著に表れている通り、メロディの湿り気は抑えめに、より明るくギター・オリエンテッドにロックしている仕上がりとなっています。特にパトリック&ロジャーのセンスが冴えるフック盛り盛りのメロディをまとって歯切れ良く軽快に弾む③は、CC-ROCKというプロジェクトの旨味が凝縮されたような名曲ですよ。
捨て曲なしの充実作であり、欠点といえばこれが彼らの唯一作であることと、EPゆえ腹八分目ぐらいで終わってしまうボリュームぐらいのものじゃないでしょうか。ところでパトリック・ティベルは今なにやってるんでしょうかね?

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