ツインG.体制のオランダ産5人組による5曲入り唯一作で、わたくしは'01年再発盤(ボーナス6曲)で最初に触れました(その後もボーナスに少し変化をつけ'06年、'11年にも再発済み) ハイピッチな歌唱で歌われる正統派HMは今聴いても十分イケる作品で、その作曲能力の高さとG.ワークが素晴らしく、若い方へもアピール出来る作品では!? ②Metal Conquest[1981] / HEAVY LOAD >3rd"邪悪の化身"を政則氏がB!誌レビューで"音よし曲よしルックスよしの三拍子を基本としている"として酷評していたというのに、その数年後には「伊藤政則セレクション」としてその3rdを含める2作品の国内発売に一役も二役も買っていたわけでして...全くアテにならんレビューをカマした"ゴッド伊藤"...自身の顔を見てから言ってくれと で、本作...'78年1stは確かにイモ真っ只中な作品だったのだが、この3年に何があったのかは知らんがこの5曲入りは次作2ndに於ける初期北欧メタルを体現する音楽性となってるから驚き桃の木なEP.なのだ 未だ、オフィシャル発売には至っていないと思うが、ブートという手もあるので是非聴いていたいただきたい逸品 ③S.t.[1987] / IMPELLITTERI >最初は中古LPで聴いたのだが、"4曲で13分ソコソコ!?"って1曲あたり3分半ほど!?という事に少し"???"となった事を思い出す (その後CDで時間を確認したら)その強引なまでに疾走する①なんて3分無ぇーじゃんって(2分59秒!!?...笑) まぁ、ボネットとの1stフルこそが一番という思いに未だ変化はないのだが、その早さに拘った強引なまでのギタープレイが注目だというのは承知していたが、殆どヴォーカリストの事なんて考えてねぇーなという高音域を要する歌メロをすんでの所で踏ん張ってみせたロブの貢献度が何しろ素晴らしかった ④Crazy In The Night[1989] / MALICE >純粋なEP.というよりはアルバムから洩れた曲だったりコンピ提供曲だったりする寄せ集め的4曲入りで、記載はないがVo.が本来のジェイムス・ニールだけではなく、②にポール・サブーを③にはイングヴェイのところで拾われほこねた男"マーク・ウェイツ"だりするので、その辺りを考えてもなんとなく想像出来ますナ っつうような作品なのだが、そのタイトル曲③とやたらにタイトルを連呼する④"Death Or Glory"が好きだったりしたのです ⑤S.t.[1984] / MEDIEVAL STEEL >そのバンド名を冠した①が全てであろう その様式美の権化の如きアツいドラマ性を感じさせる展開は...例えば山本譲二氏に於ける"みちのく一人旅"のような存在ではないだろうか(もっと他の例えもあろうが...) この一曲が無ければ語り継がれる事も無かったし、現在復活して新作の発表などあり得なかったはずである そんなB級カルトメタルの名曲中の名曲で、このバンドはこの一曲だけでイイと言ってしまうのは少し乱暴か ⑥Ex. Inferis[2001] / NAGLFAR >2ndをもの凄く気に入ったもんで5曲入り本作(国内未発)を購入 当初、未発表だった①は次作に再録収録されたりその他もリメイクやカバーだったりとどちらかというと企画盤との色合いの強い作品なのだが...その中の1st収録曲のリメイク③の素晴らしさが全ての作品(と思うワシ) 初代イェンス・ライデンの邪悪な咆哮から始まり、その邪悪で暗黒的空気感と美麗なG.ワークとが同居するブラックメタルは途中ピアノの音色から一転して感動のラストへとなだれ込んでいく...展開は圧巻以外の何物でも無い ⑦Full Moon's Eyes[1983] / OSTROGOTH >何も同郷でレーベルメイトでもあったCROSSFIREやKILLERを格下に見るわけではないが、純粋な作品毎の完成度という事でいえばこのバンドが頭半歩抜きん出ていたのではないか 完全な後追いであるからして強気な事など言える分際ではないのだが、正直最初に本作を聴いたときは驚いた この年にこれほどの作品を出していたバンドがベルギーなどというワッフルが真っ先に頭に浮かんでしまうような国に於いて存在していたのかという... その後の作品(復活後も含め)駄作が存在しないというコンポーズ力の高さがこのバンドの生命線だろう ⑧MAD[1986] / RAVEN >NWOBHMの中で一番好きなバンド 最初は中古LPを購入した 前作"The Pack Is Back"は確かに冴えなかったが、その鬱憤を晴らすが如く発表された本作は"これぞ!!?"といえる出来で、次作"Life's A Bitch"と次々作"Nothing Exceeds~"と快作となった布石になったであろうと好作 スピード①もイイが続く②が実によく効いている...(と思うよワシは) ⑨S.t.[1985] / RUFFIANS >カール・アルバードがVICIOUS RUMORS加入以前のバンドというと同時期のVILLAINもあり同じくデビューEP.という事でどちらにするか...と考えたのだが、最初に聴いたって事で本作を選出した(完成度という事ではVILLAIN作品の方かも知れんが...) 正直、楽曲的にはツメは甘いのだが、そこはかとなく感じるメロディが実に味わい深い そしてラストを飾るバラード⑥"You're All I Need"の存在がとにかく大きく、この曲で締めるという美意識なども何処か日本的なモノを感じさせるのがイイ ⑩Into The Future[1986] / SATAN >このバンド作品の中でキャッチー度という事で言えば本作が一番高いのではないだろうか 1stフルにあったマイナーメタルのアングラ臭は少し薄まったものの、BLIND FURYからの何処かカラっとした質感を受け継ぎつつ、新Vo.の声質によりアグレッシヴ味を加味させたかのような正統派HMは紛れもなく新生SATANの出発の相応しい快作だったのではないか ただ残念だったのは次作で(一曲を除いて!?)そのキャッチーさがスッカリと抜け落ちスラッシーさが支配的になってしまったという事だったし、落胆もしたのも思い出す(再び改名するPARIAHの1stもそんな流れだったのも...ガッカリした) ※アルファベット順です(バンド名) (シン・聖なる守護神)"> 今週のアルバム10選 この曲を聴け! 

今週のアルバム10選
シン・聖なる守護神 (2024-07-04 23:13:01)
『個人的偏向による"結構思い入れのあるEP."HM/HRアルバム』10作選 ※どちらかというと過去に聴き込んだEP.作品っていうでしょうか!?...という事で古めの作品が多くはなってしまいましたが...

①City Ad Mortis[1987] / DEFENDER(蘭)
>ツインG.体制のオランダ産5人組による5曲入り唯一作で、わたくしは'01年再発盤(ボーナス6曲)で最初に触れました(その後もボーナスに少し変化をつけ'06年、'11年にも再発済み)
ハイピッチな歌唱で歌われる正統派HMは今聴いても十分イケる作品で、その作曲能力の高さとG.ワークが素晴らしく、若い方へもアピール出来る作品では!?

②Metal Conquest[1981] / HEAVY LOAD
>3rd"邪悪の化身"を政則氏がB!誌レビューで"音よし曲よしルックスよしの三拍子を基本としている"として酷評していたというのに、その数年後には「伊藤政則セレクション」としてその3rdを含める2作品の国内発売に一役も二役も買っていたわけでして...全くアテにならんレビューをカマした"ゴッド伊藤"...自身の顔を見てから言ってくれと
で、本作...'78年1stは確かにイモ真っ只中な作品だったのだが、この3年に何があったのかは知らんがこの5曲入りは次作2ndに於ける初期北欧メタルを体現する音楽性となってるから驚き桃の木なEP.なのだ
未だ、オフィシャル発売には至っていないと思うが、ブートという手もあるので是非聴いていたいただきたい逸品

③S.t.[1987] / IMPELLITTERI
>最初は中古LPで聴いたのだが、"4曲で13分ソコソコ!?"って1曲あたり3分半ほど!?という事に少し"???"となった事を思い出す
(その後CDで時間を確認したら)その強引なまでに疾走する①なんて3分無ぇーじゃんって(2分59秒!!?...笑)
まぁ、ボネットとの1stフルこそが一番という思いに未だ変化はないのだが、その早さに拘った強引なまでのギタープレイが注目だというのは承知していたが、殆どヴォーカリストの事なんて考えてねぇーなという高音域を要する歌メロをすんでの所で踏ん張ってみせたロブの貢献度が何しろ素晴らしかった

④Crazy In The Night[1989] / MALICE
>純粋なEP.というよりはアルバムから洩れた曲だったりコンピ提供曲だったりする寄せ集め的4曲入りで、記載はないがVo.が本来のジェイムス・ニールだけではなく、②にポール・サブーを③にはイングヴェイのところで拾われほこねた男"マーク・ウェイツ"だりするので、その辺りを考えてもなんとなく想像出来ますナ
っつうような作品なのだが、そのタイトル曲③とやたらにタイトルを連呼する④"Death Or Glory"が好きだったりしたのです

⑤S.t.[1984] / MEDIEVAL STEEL
>そのバンド名を冠した①が全てであろう
その様式美の権化の如きアツいドラマ性を感じさせる展開は...例えば山本譲二氏に於ける"みちのく一人旅"のような存在ではないだろうか(もっと他の例えもあろうが...)
この一曲が無ければ語り継がれる事も無かったし、現在復活して新作の発表などあり得なかったはずである
そんなB級カルトメタルの名曲中の名曲で、このバンドはこの一曲だけでイイと言ってしまうのは少し乱暴か

⑥Ex. Inferis[2001] / NAGLFAR
>2ndをもの凄く気に入ったもんで5曲入り本作(国内未発)を購入
当初、未発表だった①は次作に再録収録されたりその他もリメイクやカバーだったりとどちらかというと企画盤との色合いの強い作品なのだが...その中の1st収録曲のリメイク③の素晴らしさが全ての作品(と思うワシ)
初代イェンス・ライデンの邪悪な咆哮から始まり、その邪悪で暗黒的空気感と美麗なG.ワークとが同居するブラックメタルは途中ピアノの音色から一転して感動のラストへとなだれ込んでいく...展開は圧巻以外の何物でも無い

⑦Full Moon's Eyes[1983] / OSTROGOTH
>何も同郷でレーベルメイトでもあったCROSSFIREやKILLERを格下に見るわけではないが、純粋な作品毎の完成度という事でいえばこのバンドが頭半歩抜きん出ていたのではないか
完全な後追いであるからして強気な事など言える分際ではないのだが、正直最初に本作を聴いたときは驚いた
この年にこれほどの作品を出していたバンドがベルギーなどというワッフルが真っ先に頭に浮かんでしまうような国に於いて存在していたのかという...
その後の作品(復活後も含め)駄作が存在しないというコンポーズ力の高さがこのバンドの生命線だろう

⑧MAD[1986] / RAVEN
>NWOBHMの中で一番好きなバンド
最初は中古LPを購入した
前作"The Pack Is Back"は確かに冴えなかったが、その鬱憤を晴らすが如く発表された本作は"これぞ!!?"といえる出来で、次作"Life's A Bitch"と次々作"Nothing Exceeds~"と快作となった布石になったであろうと好作
スピード①もイイが続く②が実によく効いている...(と思うよワシは)

⑨S.t.[1985] / RUFFIANS
>カール・アルバードがVICIOUS RUMORS加入以前のバンドというと同時期のVILLAINもあり同じくデビューEP.という事でどちらにするか...と考えたのだが、最初に聴いたって事で本作を選出した(完成度という事ではVILLAIN作品の方かも知れんが...)
正直、楽曲的にはツメは甘いのだが、そこはかとなく感じるメロディが実に味わい深い
そしてラストを飾るバラード⑥"You're All I Need"の存在がとにかく大きく、この曲で締めるという美意識なども何処か日本的なモノを感じさせるのがイイ

⑩Into The Future[1986] / SATAN
>このバンド作品の中でキャッチー度という事で言えば本作が一番高いのではないだろうか
1stフルにあったマイナーメタルのアングラ臭は少し薄まったものの、BLIND FURYからの何処かカラっとした質感を受け継ぎつつ、新Vo.の声質によりアグレッシヴ味を加味させたかのような正統派HMは紛れもなく新生SATANの出発の相応しい快作だったのではないか
ただ残念だったのは次作で(一曲を除いて!?)そのキャッチーさがスッカリと抜け落ちスラッシーさが支配的になってしまったという事だったし、落胆もしたのも思い出す(再び改名するPARIAHの1stもそんな流れだったのも...ガッカリした)


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